内容説明
学校教育は学習指導要領に基づいて行われるが、10年程度毎に改訂される学習指導要領の表面的な表現変更に影響されることなく、教科の本質を見極めた教科教育実践が必要となる。本書では、各教科の学習内容を対等に関連させるだけでなく、学習の目的や過程の視点から教科の本質を捉え、各教科を軸として学齢や教科の枠を超えた学習内容の関連性を考察する「教科架橋」を提唱し、「教科架橋型教科教育実践学」の構築を目指す。
目次
教科架橋型教科教育実践学の捉え方
教科架橋型教科教育実践学の基本概念
国語教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
歴史教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
算数・数学教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
音楽教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
美術教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
技術教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
家政教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
情報教育の視点から見た教科架橋型教科教育実践学
教科架橋型教科教育実践学の学習指導要領
教科架橋型教科教育実践学の学校教育実践としての展開
教科架橋型教科教育実践学構築のまとめと今後
著者等紹介
菊地章[キクチアキラ]
昭和54年徳島大学助手。昭和61年鳴門教育大学講師。平成10年鳴門教育大学教授。鳴門教育大学情報処理センター所長、高度情報研究教育センター所長、地域連携センター所長、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科副研究科長、自然・生活系教育部長を歴任。(一社)日本産業技術教育学会の理事、編集委員長、副会長、会長を歴任。令和2年4月より鳴門教育大学特命教授・名誉教授、兵庫教育大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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