出版社内容情報
日本で人口減が進むなか、食農企業が目指すべきはアメリカだ!
土地は広大、消費者市場も巨大、そして日本食への関心もかつてないほど高い――。
このようにポテンシャルが限りなく高い米国食農市場を日本企業が目指さないのは、あまりにもったいない。
ただ、いざ進出しても、市場が複雑で大きいゆえに、あえなく撤退する日本企業も少なくない。
そこで本書では、著者陣が現地で400社以上と対話してわかった、米国食農市場の攻略に必要なことを一挙公開。
戦い方さえわかれば、大手でも中小でも成功できる!
伊藤園や久世福商店など米国進出に成功している日本企業、現地の食品系スタートアップ、ベンチャーキャピタル、コンサルなどのインタビューを多数掲載。
〈本書で解説していること〉
・攻めるべき市場(小売/Eコマース/外食サービス)や地域の絞り方
・ネットで検索しても出てこない、ディストリビューターやブローカーといった業者との関係の築き方
・現地の消費者にウケる味や商品パッケージの考え方
・気をつけるべき日米の商習慣の違い
・市場の今後を左右する食のトレンド など
〈目次〉
第1部 食農ビジネスは米国を目指せ
第1章 米国へ進出すべきこれだけの理由
第2章 米国で400社以上を訪問して分かった「日系企業が失敗する理由」
第3章 後悔する前に知っておきたい「商習慣の違い」
第2部 押さえておくべき米国の食農市場の構造
第4章 小売、フードサービス、Eコマース、戦い方が異なる3つのチャネル
第5章 小売店には「ナチュラル系」と「コンベンショナル系」がある
第6章 押さえておくべき「ディストリビューター」という存在
第7章 日系企業躍進の鍵を握る「アウトソースセールス」の存在
第3部 どうすれば米国の消費者の心をつかめるか
第8章 米国市場で勝つための「ブランディング」
第4部 米国市場に進出するための手段は何か
第9章 中小企業にも戦い方はある
第10章 米国進出の有力な手段としてのM&A
第11章 食農ビジネスを動かすプライベートエクイティ・ファンドの存在
第12章 新興ブランドやスタートアップが米国に進出するために必要なこと
第5部 押さえておくべき食と農のトレンド
第13章 脱炭素で注目される「環境再生型農業」
第14章 「肉から植物へ」の流れに乗るイノベーティブフード
内容説明
戦い方さえわかれば、大手でも中小でもアメリカで成功できる!ポテンシャルが限りなく高い米国の食農市場を日本企業が目指さないのは、あまりにもったいない。ただ、いざ進出しても、市場が複雑で大きいゆえに、あえなく撤退する日本企業も少なくない。ディストリビューターなどとの付き合い方、米国で通用するパッケージデザイン、小売・Eコマース・フードサービスなどの攻めるべき販売チャネル…。本書では、著者陣が現地で400社以上と対話してわかった、米国食農市場の攻略に必要なことを一挙公開。
目次
第1部 食農ビジネスは米国を目指せ(米国へ進出すべきこれだけの理由;米国で400社以上を訪問して分かった「日系企業が失敗する理由」;後悔する前に知っておきたい「商習慣の違い」)
第2部 押さえておくべき米国の食農市場の構造(小売、フードサービス、Eコマース、戦い方が異なる3つのチャネル;小売店には「ナチュラル系」と「コンベンショナル系」がある;攻略が限りなく難しい「ディストリビューター」という存在;日系企業躍進の鍵を握る「アウトソースセールス」の存在)
第3部 どうすれば米国の消費者の心をつかめるか(米国市場で勝つための「ブランディング」)
第4部 米国市場に進出するための手段は何か(中小企業にも戦い方はある;米国進出の有力な手段としてのM&A;食農ビジネスを動かすプライベートエクイティ・ファンドの存在;新興ブランドやスタートアップが米国に進出するために必要なこと)
第5部 押さえておくべき食と農のトレンド(脱炭素で注目される「環境再生型農業」;「肉から植物へ」の流れに乗るイノベーティブフード)
著者等紹介
石塚弘記[イシズカヒロキ]
2001年に大学卒業後、外資系戦略コンサルティングファームを経て2007年に農林中央金庫に入庫。本店および支店で主に法人融資業務に従事。2020年よりニューヨーク支店で法人融資に注力する傍ら、日系食農関連企業による「米国メインストリームへのバリューチェーン構築に向けたプロジェクト」を著者3名で協同して企画・推進している
關優作[セキユウサク]
2011年に米大学卒業後、農林中央金庫に入庫。2017年より米ニューヨーク支店にて主に法人融資に従事する傍ら、2021年より「米国食農バリューチェーン構築プロジェクト」を著者3名で企画・推進。米国食農市場を構成する多様な企業・団体との人脈形成を行い、在米日系食農関連企業の業務推進等を支援。2024年の帰任後、食農関連PEファンド投資を担いつつ、ファンドポートフォリオ企業と日系食農関連企業等における事業連携の創出に注力している
田中健太郎[タナカケンタロウ]
2013年に大学卒業後、農林中央金庫に入庫。本店での法人融資、子会社での投資信託の組成・営業に従事。2020年よりニューヨーク支店で法人融資を担当する傍ら、日系食農関連企業に対する「米国メインストリームへのバリューチェーン構築に向けたプロジェクト」を著者3名で協同して企画・推進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。