出版社内容情報
「コンピュータのプログラミング」から脱却し、
“学術”ではない、実用度重視のHaskell入門書
Haskellは、関数型プログラミングを研究する対象としての側面が強すぎ、一般的なアプリケーション構築を目的とした開発言語の側面が、ともすればおざなりになりがちでした。そのため、他の言語(JavaとかC/C++とかC#など)がこなす、ありふれたアプリケーションをHaskellで構築しようとすると、キーボードを叩く指が止まってしまうことがありました。本書は関数型プログラミングの基本を押さえつつ、いわゆる「開発言語」として実用的なプログラムを書けるようなレベルに誘う一冊です。
もちろん、そのためにはプログラミング言語としての基礎的な知識や、Haskellならではの技法・手法をしっかり理解しなければなりません。本書では、最終的にI/Oを使用し、乱数を生成し、データベースにアクセスするようなアプリケーションを作れるところまで道筋を示します。実用的な知識を提示したユニット7を読み終わるころには、この言語の実用性がわかることでしょう。
というか、二度とHaskellに触れないとしても、この言語(と、その思想)に触れることで、
・安全で機能的なコードを書くこと
・問題を注意深くモデル化すること
を身につけることができます。
これによって、抽象化についてより深く思考し、あらゆる言語によるコードの潜在的なバグの発見に繋がります。
また、プログラミング言語理論を理解する上での特訓にもなるはずです。というのも、Haskellの言語機能は、常に新しいプログラミング言語へ、そして既存の言語での新しい機能として発展しているからです。
この本は、
・プログラミングスキルとプログラミング言語の理解を次のレベルに引き上げたい、既存のプログラミング経験のある人
を対象としていますが、根気強く読み解いていけば、必ず視野は広がります。そして、Haskellとその機能をよく知っていれば、今後何年にもわたってプログラミングの地平線を越えて何が起きているのかを理解する上での足がかりとなります。
【本書のポイント】
・7つのユニットと42の短い章構成
・節ごとの理解度チェック
・章ごとの練習問題
・豊富な補足事項とポイント詳解
【読者が得られること】
・関数型プログラミングの基礎知識
・Haskellによる実用的なプログラミング能力
内容説明
関数型プログラミングを正しく理解し、Haskellで思う存分遊べるようになる本。
目次
1 関数型プログラミングの基礎
2 型の紹介
3 型によるプログラミング
4 HaskellのI/O
5 コンテキストでの型の操作
6 コードの整理とプロジェクトのビルド
7 実践Haskell
APPENDIX
著者等紹介
カート,ウィル[カート,ウィル] [Kurt,Will]
Bomboraでデータ・サイエンティストとして働いていて、コンピューターサイエンス(MS)と英文学(BA)の両方の正式な経歴を持ち、複雑で専門的なトピックをできるだけ明確に、そして平易に説明することに心血を注いでいる。ネバダ大学やリノでhaskellの講座を持ち、関数型プログラミングに関するワークショップを開いており、CountBayesie.comでは確率についてのブログも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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葉
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