内容説明
北欧神話は他のヨーロッパの神話に比べて争いの多い神話といわれています。それは、「神々の黄昏」(ラグナロク)へと向かう「戦いにあけくれる」神話だからです。そのためゲームの設定としても取り入れやすく多くのゲームシナリオやキャラクターの設定で参考にされています。本書は、「北欧神話とは」からはじまり、戦いの歴史、そして登場する多くの神々や巨人たちなどを詳しく紹介しています。神話の数は膨大なので、比較的なじみのある叙事詩、神話に絞り込んでいます。また、本書の大きな特徴として、よりその世界観を理解してもらいやすいように、人気のイラストレーターが描き起こしたイラストを多く用いて解説しています。
目次
1 北欧神話とは(北欧神話の発祥と特徴;世界観 ほか)
2 魔法・アイテム(北欧神話の魔法・呪術;北欧神話のアイテム ほか)
3 神々(オーディン;トール ほか)
4 巨人たち(ロキ;フェンリル ほか)
5 その他(シンドリとブロック;アンドヴァリ ほか)
著者等紹介
松之木大将[マツノキダイスケ]
神奈川県生まれ。東京工芸大学卒業。大学ではアニメーションを専攻し、アニメやゲームの作り方やシナリオ、歴史、文化を学ぶ。趣味は旅行とゲーム。ビデオゲームだけに留まらず、アナログゲーム(ボードゲームやカードゲーム)など様々なジャンルを嗜む。企業に勤める傍ら、Webや書籍記事の執筆を行っていたが、2014年フリーランスとして独立
杉原梨江子[スギハラリエコ]
聖樹・巨樹研究家、神話学研究家、エッセイスト。広島県生まれ。世界樹神話、古代ケルトの樹木崇拝など世界の樹にまつわる神話や思想、日本の樹の文化、植物と人間との交流の歴史を研究。世界樹信仰(Tree of Life)に精通するため、現代・古代アイスランド語、スウェーデン語を学ぶ。北欧の古代文字・ルーン文字の勉強会「ルーン塾」主宰。現在、神秘の巨樹と出会う旅を続けながら、執筆、講演等を行っている。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。