内容説明
近年のシステムには、十分な機能は当然のこと、急激なアクセス増加や高負荷処理にも耐え、パフォーマンスを維持できることが求められています。しかし、パフォーマンスの考え方は本来、一朝一夕に身につけられるものではなく、開発・運用現場で長年の経験を積んだ末にノウハウと共に得られるものです。本書では、現場で多くの案件を経験してきたベテランのコンサルタントたちが、その経験から得られたノウハウを含め、システムパフォーマンスの知識をわかりやすく解説します。理論でけでなく実例を挙げながら解説するので、実践的な知識を得ることができます。インフラエンジニア/アプリ開発者/システム運用管理者など、システムパフォーマンスとかかわりのあるすべての方へおすすめの一冊です。
目次
第1章 パフォーマンスの基礎的な考え方
第2章 パフォーマンス分析の基本
第3章 実システムのパフォーマンス分析
第4章 パフォーマンスチューニング
第5章 パフォーマンステスト
第6章 仮想化環境におけるパフォーマンス
第7章 クラウド環境におけるパフォーマンス
著者等紹介
小田圭二[オダケイジ]
日本オラクル株式会社のコンサルティング部門マネージャ
榑松谷仁[クレマツタニヒト]
日本オラクル株式会社のシニアプリンシパルコンサルタント。Linuxのビジネス化黎明期にLinuxパッケージ開発の学生ベンチャーに参加し、運営管理パッケージを企画・UI設計・開発、製品はグッドデザイン賞を受賞した。Linuxのリソース計測用の機能追加パッチを作成し、Linuxカーネル開発チームに提供して採用された経験もあり。前職のEmprix社(本社米国)では、コンサルタントとして国内のSIerや一般企業向けに負荷テストやパフォーマンス管理などのパフォーマンス改善コンサルを多数行っていた時期がある
平山毅[ヒラヤマツヨシ]
東京理科大学理工学部在籍時から同学にあるSun Siteユーザ、専攻は計算機科学と統計学。日本を代表するインターネット会社を経て卒業後は、日本最大級のキャピタルマーケット、証券系シンクタンクにおいて、パフォーマンス要件の高いミッションクリティカル証券システムのオープンマイグレーションの企画、開発、運用を“一貫して”担当。OracleOpenWorldにてOracle Enterprise Manager on AWSを講演
岡田憲昌[オカダノリマサ]
ユーザ系IT企業でインフラ全般の設計、構築、運用を担当した後、日本オラクルにてコンサルタントとしてOracle製品の設計やPM支援、DBA支援を担当。現在は、某大手仮想化ソフトウェアベンダにて、コンサルタントおよびテクニカルアカウントマネージャーとして、仮想化基盤やクラウドの設計・運用に関するコンサルティングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まみり
syuu0822
Fumi Kawahara
とかげ
yasuhitoakita