内容説明
Oracleの基本概念とアーキテクチャ、多彩な機能の役割とその適用について、バージョン間の違いなど現場での利用を念頭に解説。
目次
Oracle Databaseを学ぶ方法を考える
データベースが持つ基本的な機能
Oracle Database 11gの全体像
Oracleの動作に欠かせない領域
表領域とASMの関係
Oracleのメモリ構造
各種設定ファイルと起動/停止
検索操作時の動作
データ更新時の動作
ログとプロセスの役割
REDO ログの仕組みとプロセスの役割
インストールとデータベースの作成
データを消失しないために(バックアップとリカバリ)
高度なバックアップ/リカバリ
ネットワークとセキュリティ
データ型とオブジェクト
著者等紹介
一志達也[イチシタツヤ]
オラクルを主軸としたインフラ系SEとしてSIerで10年近く勤務。その後、日本オラクルにて、データベース製品のマーケティングを担当。現在はデル株式会社において、サーバ製品のプロダクト・マネージメントを行っている。幅広いジャンルの執筆経験、講演の経験もあり、月刊DBマガジンには、創刊以来幾多の連載/特集などの記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tru432
0
最新バージョンの情報はもちろん、過去バージョンにも言及されているのは結構便利でした。何しろ私が触ってたのは10年前、Oracle8iとか9iの時代です。そこから10年も経ってると機能的にも大幅に変わってますし、何ができたのか忘れてるし、当時はインフラの知識もほとんどなかったので、復習&新たな学びになりました。幅広い情報を扱ってるので、この本を読みながら詳細レベルの実装を行うことは難しいですが、APLエンジニアがOracle DBエンジニアに要件を伝える際には、この本の内容を把握しておく必要があるでしょう。
tosi
0
Oracleデータベースの仕組みについて理解を深められる一冊。2011年の書籍なのでやや古いかもしれないが、Oracleを使うのであればインフラエンジニアはもちろん、アプリ開発エンジニアにも有用な内容であると感じた。ディスク、メモリ、ログについて、どのような目的でどのような領域が用意されているのかはあまり理解していなかったので、その原理を知ることができたのは有益だった。2020/09/19