内容説明
図表を多用し、J‐SOX法が成立した背景や理論などについてやさしく解説。J‐SOX法についての解説だけでなく、IT統制を中心とした、J‐SOX対応ITシステム構築のポイントについて解説した。「いかに効率的に対応するか」という具体的な対応策について、3社の事例を用意し、実践的な解説を行っている。
目次
第1章 J‐SOX法と内部統制の概要
第2章 ITに関する統制
第3章 内部統制システムの整備
第4章 SOX法対応の事例
第5章 実施基準に対応した内部統制システムの整備
第6章 実施基準を踏まえたIT統制の構築
著者等紹介
森雅俊[モリマサトシ]
工学博士(東京大学)、技術士(経営工学)。日本アイ・ビー・エム株式会社で、業務改革、生産管理、システムエンジニアなどの業務を担当した後、ERPコンサルタント(SAP)を経て、大学教員に転進する。大阪工業大学、愛知産業大学を経て、現在、千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科教授。専門分野は、経営情報、ビジネスモデリング、プロジェクトマネジメントなど。ビジネスモデル学会、経営工学会、経営情報学会、プロジェクトマネジメント学会、生産管理学会に所属
宗平順己[ムネヒラトシミ]
公認システム監査人、ITコーディネータ。京都大学理学部大学院中退後、総合電機メーカーを経て、1986年に株式会社オージス総研に入社。コンサルティング部長を経て、現在はソフトウェア工学センター長。主にIT投資マネジメント、IT統制、ビジネスモデリング、EA、BSCに関する研究活動を行いながら、ITコンサルタントの実戦指導に従事する。経営情報学会、ビジネスモデル学会、社会情報学会、生産管理学会、OA学会、日本原価計算研究学会に所属
中西昌武[ナカニシマサタケ]
工学博士、システム監査技術者。株式会社プライドでシステム開発技術標準化、プロジェクト管理、データモデリングのコンサルテーションを担当する。現在、名古屋経済大学経営学部教授として経営情報論などを教える。理論と実務の往復運動を旨とする情報資源管理(IRM:Information Resource Management)を学ぶ東海IRM研究会の幹事を務める。経営情報学会、日本オペレーションズリサーチ学会、日本情報処理学会、日本データベース学会に所属
瀬能雄右輔[セノウユウスケ]
1962年生まれ。外資系IT企業を経て監査法人系Ernst & Young Consultingなどのコンサルタント企業で戦略、内部統制などのコンサルタントして活躍。現在は某上場企業の経営企画室に勤務。同社の企業改革法(J-SOX)対応プロジェクトにも関与中。経営情報学会、ビジネスモデル学会等に所属
小泉耕一郎[コイズミコウイチロウ]
大手信販会社のIT部門の企画、開発、運用の各部長を経て、経営監査役室長、関連上場子会社の監査役を歴任。現在、某ソフトウェア会社の常勤顧問(経営コンサルタント)として勤務。e‐JAPAN計画の最適化計画(経済産業省)に、CIO補佐官スタッフとして参画した。ビジネスモデル学会、日本経営倫理学会に所属
左川聡[サガワサトシ]
早稲田大学理工学部大学院卒業後、総合電機メーカーを経て、2001年に株式会社オージス総研に入社。現在は、主にビジネスモデリング、EA、BPM・SOAに関する研究開発及び教育・コンサルティングに従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。