出版社内容情報
「この街には色がない。“灰色”だなぁ」……少女エイプリルは、ため息をつきます。誰もが忙しくて、立ち止まって周りを見る暇がありません。
「どうすれば、みんながゆっくりできるような街にできるかな?」
ばあやの教えをヒントに、街の人をたずね、エイプリルは考え、ある計画を思いつきます。
ちょっとしたきっかけ(問題意識)からでも、自分で考え、行動すれば、まわりに影響を与えられる可能性があることを、色彩豊かな絵と抒情的ストーリーで教えてくれる本。
テキストは少なめ・大きな文字・総ルビなので、読み聞かせに最適。
内容説明
エイプリルのすむまちは、どんよりしたはいいろにみえます。みんないそがしすぎて、あたりをみまわすひまもありません。せかせかとあるく人、スマホばかりみている人…たちどまってもらうためには、どうしたらいいのでしょう?ふと、たんぽぽの花がだいすきだったおばあちゃんのことばをおもいだして、エイプリルは、あるけいかくをおもいつきます…。まちをいろどる花々、家族、そして子どもたちの夢をはじける色彩でえがく、やさしい奇跡のものがたり。2023年CBCA新人イラストレーター賞受賞作。
著者等紹介
サリー・ソウェル・ハン[ハン,サリーソウェル] [Sally Soweol Han]
韓国系オーストラリア人アーティスト。シドニーで人生の3分の2を過ごし、現在は韓国・巨済島在住。作品の大半は手描きと手塗りによる。本作品にて、2023年CBCA新人イラストレーター賞受賞(The Children’s Book Council of Australia)。2017年、3×3国際イラストレーション賞において金メダルを獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。