Looks Good To Me―みんなのコードレビュー

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  • サイズ B5判/ページ数 440p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784798071442
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3055

出版社内容情報

コードレビューに関する実践的なガイドブックです。タイトルの『Looks Good To Me』(略して「LGTM」)は、コードレビューにおいては、文字通りの「よいと思う」という意味よりも、「承認する」を意図して使われています。でも、明確な指針やルールがないまま、「雰囲気で」LGTMしていないでしょうか?
本書では、「なぜコードレビューを行うのか」から始まり、ワークフローの徹底解説、最初のプロセスの構築と、段階的に解説します。さらに高度な要素として、「チームワーキングドラフト」「自動化」、そして最も大事な「効果的なコメント」について、じっくり説明します。「伝わるコメント」には、言葉遣いや文章のトーンが重要で、それを実現する著者の経験から生まれたメソッドが明かされています。
加えて、コードレビューで直面しがちな「ジレンマ」への対応も解説します。なぜコードレビューがダメになるのか(と、予防策)、なぜ遅れるのか(と、改善策)、なぜ抜け穴が生まれるのか(と、対応策)、「緊急時対応プレイブック」の作成を解説します。
そして、ほかのソフトウェア開発プラクティスとコードレビューの関係性を分析するとともに、(現時点における)「コードレビューとAI」についても1つの章を割いています。
包括的にコードレビュー自体を取り上げたドキュメントはほとんどなく、手探りで進めているチームも多いでしょう。でも大丈夫。これからは本書があります。コードレビューを行う理由から、周囲を巻き込む方法、プロセス・システムの構築、自動化の方法とテンプレート、効果的なコメントの書き方、進行中のトラブルの対応策、AIの活用に至るまで、コードレビューに取り組む前、コードレビューで課題に直面したとき、コードレビューを改善したいと考えたときなど、あらゆる場面で参照して活用できる「最高の教科書」です!

●目次
Part1  コードレビューの基本
 Chapter 1 コードレビューの重要性
 Chapter 2 コードレビュー徹底解剖
 Chapter 3 チームの最初のコードレビュープロセスの構築
Part2  高度なコードレビューに必須の要素
 Chapter 4 チームワーキングアグリーメント
 Chapter 5 自動化のメリット
 Chapter 6 効果的なコードレビューコメントの作成
Part3  ジレンマへの対処
 Chapter 7 コードレビューがダメになる理由
 Chapter 8 コードレビューの遅延を減らす
 Chapter 9 プロセスの抜け穴を取り除く
 Chapter 10 緊急時対応プレイブック
Part4   コードレビューとその他の開発プラクティスを組み合わせる
 Chapter 11 コードレビューとペアプログラミング
 Chapter 12 コードレビューとモブプログラミング
 Chapter 13 コードレビューとAI

内容説明

チームの成長を促し、プロダクトの品質を高めるコードレビューの全て!コードレビューとは「何」か、「どのように」行うべきか?「言葉遣い」や「トーン」など、「伝わるPR」を書く方法を学ぶ。いざというときの「緊急時対応プレイブック」とは?コードレビューとAIについての(現時点での)考察。

目次

1 コードレビューの基本(コードレビューの重要性;コードレビュー徹底解剖;チームの最初のコードレビュープロセスの構築)
2 高度なコードレビューに必須の要素(チームワーキングアグリーメント;自動化のメリット;効果的なコードレビューコメントの作成)
3 ジレンマへの対処(コードレビューがダメになる理由;コードレビューの遅延を減らす;プロセスの抜け穴を取り除く;緊急対応時プレイバック)
4 コードレビューとその他の開発プラクティスを組み合わせる(コードレビューとペアプログラミング;コードレビューとモブプログラミング;コードレビューとAI)
Appendix 付録(チームワーキングアグリーメントスターターテンプレート;緊急時対応プレイブックスターターテンプレート;PRテンプレート集;リソースリスト)

著者等紹介

高田新山[タカタシンザン]
異業種からソフトウェアエンジニアへ転職後、受託開発でのさまざまな案件やベンチャー企業での新規自社サービス開発を経験し、現在はLINEヤフー株式会社で、社内におけるオープンソースの利用管理やオープンソースエコシステムへの貢献を推進するOSPO(Open Source Program Office)のメンバーとして、またLINEメッセージングアプリの開発に携わるiOSエンジニアとして働いている。Java、PHP、C#、JavaScriptなどを用いたフロントエンドの開発経験があり、カンファレンスでの登壇や書籍の執筆、翻訳なども行っている

増井敏克[マスイトシカツ]
増井技術士事務所代表。技術士(情報工学部門)。1979年奈良県生まれ。大阪府立大学大学院修了。テクニカルエンジニア(ネットワーク、情報セキュリティ)、その他情報処理技術者試験にも多数合格。また、ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

リットン

4
コードレビューを、その作業、仕事、アクションとして、どうすべきか、という課題意識はあったが、コードレビューというプロセスを仕組みとして機能させるという観点は持ち合わせていなかったのでよかった。 チームワーキングアグリーメント(ガイドライン的な)や、PRのテンプレなど、プロセスとしてより効果的に機能させるために整備していくべきものはありそうだなと思った。チームとしてのレビュー効率・開発効率を上げていく上での、アイデアの1つとして温めておきたい。2025/08/05

pea47581220

1
コードレビューについて論じた珍しい書籍。 チーム内のコミュニケーションに課題を抱えている人にお勧め。2025/07/04

ベジ

0
まさにPR地獄真っ只中で読んだ。教育をレビューから切り離すべきというのは分かる、が結局どこでやるのか。同期的にやらないといけないペアプロより、レビュー上の方がよくないか?バグを見つけるのが目的だけどチーム内の誰もが承認できるようにするというのも腹落ちしてないポイント。総じてレビューについて語りたくなる良書だと思う。2025/11/08

miura

0
ペアプロも色々なやり方が定義されてる?んだな。2025/06/22

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