出版社内容情報
航空工学を専攻しジェットエンジンの仕組みや構造などを学べる入門書を求めている男子学生やエンジン関連の企業に勤めている20代の技術者に向けて、その原理から構造、部品、システム、種類、主要企業などを図や写真を多用しわかりやすく解説していきます。
内容説明
原理から構造、最新技術、世界の製造企業まで網羅!工学的な知識と製造企業の理解を深める。
目次
Preface 大出力動力の形態
第1章 ジェットエンジンの基礎
第2章 圧縮機
第3章 燃焼室
第4章 タービン
第5章 ジェットエンジンの種類
第6章 空気取り入れ口と排気口
第7章 アフターバーナーとスラストリバーサー
第8章 低燃費への技術
第9章 エンジンの制御
第10章 世界の主要ジェットエンジン製造企業
著者等紹介
青木謙知[アオキヨシトモ]
1954年12月、北海道札幌市生まれ。1977年3月、立教大学社会学部卒業。同年4月、航空雑誌出版社「航空ジャーナル社」に編集者/記者として入社。1984年1月、月刊『航空ジャーナル』の編集長に就任。1988年6月、月刊『航空ジャーナル』廃刊にともない、フリーの航空・軍事ジャーナリストとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
7
青木謙知著書初読。22年刊行。先日読了の吉中司著「ジェット・エンジンの仕組み―工学から見た原理と仕組み」より数段分かり易い。一番の要因は豊富な挿入写真。随分と理解促進に役に立った。まあそれでも門外漢にはまだまだ難解。緒言が秀逸と言うか動機付けを飛躍的に高めてくれた。「今日のフライトはロールスロイス製だったから騒音も僅かで快適だったな」って言えるぐらい精通までも行かなくても基本的な知識は身に付けたいなと思った。車のエンジンに詳しいのがいる様に、ジェットエンジンに詳しくなって搭乗後そんなセリフを吐いてみたい。2025/02/22
たかひー
1
★★★ 誰をターゲットにしたのかよくわからない。前半1/3は専門書かというほど難解であったが、それを過ぎたら入門までは優しくないけれど趣味の本並の記述。本文と図・写真があっていなかったり、言葉も統一されないなど不親切、不満が残る。2023/11/24
Takahide✈Yokohama
1
いきなり「圧力ではなく容積を一定にした加熱サイクル」と出てくるように、熱力の基礎知識がないとよく分からない。せめて文中と図中で記載する用語は合わせて欲しかった。2023/06/06