内容説明
西洋の行動規範、考え方がまったく当てはまらない未知の国日本。その日本を相手に戦うことになったアメリカは、日本人の行動や性格、その特有の思考方法を知る必要に迫られた。美を愛し菊づくりに秘術を尽くす一方で、刀を崇拝し、最高の栄誉を武士に与えるという、欧米の文化的伝統からすると矛盾を含む日本人。戦時中でもあり日本での現地調査ができない中でのルース・ベネディクトのこの研究成果は、われわれ日本人にも多くの教訓を与える「日本人論」として、長く読み継がれている。
目次
Assignment:Japan
The Japanese in the War
Taking One’s Proper Station
The Meiji Reform
In Dobt to the Past and to the World
Paying Back One‐Ten‐Thousandth
The Most Difficult Repayment
Clearing One’s Name
The Circle of Human Feelings
The Dilemma of Virtue
Self‐discipline
The Child Learns
The Japanese Since World War 2
著者等紹介
ベネディクト,ルース[ベネディクト,ルース][Benedict,Ruth]
1887‐1948。ニューヨーク生まれ。文化人類学者。ヴァッサー大学卒業後、アメリカ人類学会の設立にも尽力したコロンビア大学のフランツ・ボアズの指導のもと人類学の研究を始めた。第二次世界大戦中の1944年にアメリカ情報局の依頼で日本関連の調査を開始し、2年後、その研究成果を『菊と刀』として出版した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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