出版社内容情報
「さび」についての入門解説書です。さびの原因とさびが進行する仕組み、そして、さびを防ぐ防食の仕組みと基本がわかります。
内容説明
社会基盤を脅かすさび被害と対策!最新防食技術!腐食疲労から応力腐食割れまで環境脆化の解説を増強。腐食の原因から進行過程まで完全解説!
目次
第0章 各種金属さびの形態
第1章 さびとの戦い
第2章 腐食の理屈
第3章 大気腐食
第4章 不動態皮膜と局部腐食
第5章 粒界腐食
第6章 孔食
第7章 すき間腐食
第8章 応力腐食割れ
第9章 腐食疲労
第10章 全面均一腐食と局部腐食
第11章 流れの影響下で生じる局部腐食
第12章 異種金属接触による電位差腐食
第13章 微生物腐食
第14章 土壌腐食
第15章 酸化・高温腐食
第16章 防食法の基本
第17章 耐食性材料の実例
著者等紹介
長野博夫[ナガノヒロオ]
(株)材料・環境研究所代表取締役、工学博士、技術士(金属部門)、腐食防食専門士、APEC Engineer。1938年生まれ。1962年に名古屋大学理学部化学科卒業後、住友金属工業株式会社に入社。総合技術研究所化学研究室長、上席研究主幹を歴任。住友金属工業(株)に在職中、ミネソタ大学腐食研究センターで1年間上級研究員。1999年から3年間、広島大学大学院工学研究科教授兼ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー施設主任。2002年に(株)材料・環境研究所を設立。これまでに、日本金属学会技術開発賞、科学技術長官賞研究功績者表彰、日本鉄鋼協会学術貢献里見賞、腐食防食協会賞などを受賞
松村昌信[マツムラマサノブ]
広島大学名誉教授、(株)材料・環境研究所スーパーバイザー、腐食防食学会名誉会員。1962年に広島大学工学部応用化学科卒業、1967年、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(工学博士)。1967年より広島大学工学部講師(化学工学科)、1969年より広島大学工学部助教授(化学工学科)。1971年~1973年にアレキザンダーフォンフンボルト奨学生(ハノーバー大学)。1982年より広島大学工学部教授(化学工学科)、1996年より広島大学工学部長。2003年に広島大学を定年退職。これまでに、腐食防食学会論文賞、同学会賞、同岡本剛記念講演賞などを受賞
内田仁[ウチダヒトシ]
兵庫県立大学名誉教授、工学博士(1983年大阪大学)。1948年北海道生まれ。1972年に室蘭工業大学大学院工学研究科修士課程(機械工学専攻)修了。1972年より姫路工業大学工学部助手、1983年英リーズ大学で1年間客員研究員、1986年より姫路工業大学工学部助教授、1996年より同教授、2004年県立3大学統合により兵庫県立大学大学院教授、2007年より工学研究科長兼工学部長。2013年に定年退職、引き続き兵庫県立但馬技術大学校長(4年間)、兵庫県立工業技術センター所長(5年間)を歴任。これまでに日本材料学会論文賞、日本金属学会学術貢献賞、兵庫県科学賞、腐食防食学会功績賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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