Nikkei BP classics<br> 決定の本質―キューバ・ミサイル危機の分析〈1〉 (第2版)

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Nikkei BP classics
決定の本質―キューバ・ミサイル危機の分析〈1〉 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 417p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822251284
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0330

出版社内容情報

「キューバ・ミサイル危機は、将来的に大きな影響を及ぼす事件であった。米ソが核戦争の瀬戸際で踏みとどまった1962年10月の13日間に匹敵するほどの出来事は、これまでに歴史には見当たらない。多くの人命が突然失われる可能性がこれほど高かったことはかつてなかったことだ。実際に戦端が開かれていたら、1億人のアメリカ人、1億人以上のロシア人、そして数百万人のヨーロッパ人も死に、過去に起きた自然災害や残虐な事件などは遠くに霞んでみえたことだろう。」(本書序章から)

1971年に刊行されたグレアム・アリソン著『決定の本質 キューバ・ミサイル危機の分析』は、政治学の古典、ベストセラーとして長く読み継がれてきた。3つの分析モデルーー合理的アクター、組織行動、政府内政治ーーを駆使し、謎に包まれていた米ソ首脳の事件勃発から危機回避までの政治的意思決定論の傑作だった。
 その後、情報公開が進み、秘密指定解除などによって米ソの中枢内部での新たな事実関係が解明された。本書はアリソンと歴史研究者でケネディ政権内部の議論を秘密録音したテープを調査したフィリップ・ゼリコウが協力して、初版をほぼ全面的に改訂して1999年に刊行された。第?U巻収録の解説は、渡邉昭夫東京大学・青山学院大学名誉教授。

はじめに
序章
第1章 第一モデル:合理的アクター
厳密な行動モデル
合理的アクターのパラダイム
古典モデルの解説
古典的現実主義
新現実主義(構造主義的現実主義)
国際制度学派
自由主義
戦略・戦争・合理的選択
古典モデルの変種と適用

第2章 キューバ・ミサイル危機――第一モデルによる分析
ソ連がキューバに攻撃用ミサイル配備を決定した理由
仮説1――キューバの防衛
仮説2――冷戦の政治
仮説3――ミサイル力
仮説4――ベルリン――勝利、駆け引き、罠
アメリカが海上封鎖でミサイル配備に対応した理由
選択肢1――何もしない
選択肢2――外交的解決
選択肢3――カストロへの極秘提案
選択肢4――キューバ侵攻
選択肢5――空爆
選択肢6――海上封鎖
ソ連がミサイルを撤去した理由

第3章 第二モデル――組織行動
組織論理と効率
組織論理と組織文化
相互作用的複雑性
アメリカ航空宇宙局(NASA)――英雄と犠牲
組織行動のパラダイム
索引

【著者紹介】
一九四〇~。ハーバード大学ケネディ行政大学院教授。政治学者。専門は政策決定論、核戦略論。ハーバード大学卒業後、オックスフォード大学で修士号、ハーバード大学で博士号取得。一九七二年から現職。クリントン政権時代に国防総省スタッフとしてウクライナ、ベラルーシなどの核兵器廃棄政策に関与。一九七一年に刊行した『決定の本質』は政策決定論の必読文献。他に『核テロ』、『日・米・ロ新時代へのシナリオ』(共著)。

内容説明

米ソ核戦争はどうやって回避されたか?1962年10月の13日間にわたる危機の過程を3モデルで分析した政策決定論の金字塔。情報公開による新資料に基づき、1971年初版を全面改訂した1999年新版の本邦初訳。

目次

第1章 第一モデル―合理的アクター(厳密な行動モデル;合理的アクターのパラダイム;古典モデルの解説)
第2章 キューバ・ミサイル危機―第一モデルによる分析(ソ連がキューバに攻撃用ミサイル配備を決定した理由;アメリカが海上封鎖でミサイル配備に対応した理由;ソ連がミサイルを撤去した理由)
第3章 第二モデル―組織行動(組織論理と効率;組織論理と組織文化;相互作用的複雑性;アメリカ航空宇宙局(NASA)―主役と犠牲
組織行動のパラダイム)

著者等紹介

アリソン,グレアム[アリソン,グレアム] [Allison,Graham]
1940~。ハーバード大学ケネディ行政大学院教授。政治学者。専門は政策決定論、核戦略論。ハーバード大学卒業後、オックスフォード大学で修士号、ハーバード大学で博士号取得。1972年から現職。クリントン政権時代に国防総省スタッフとしてウクライナ、ベラルーシなどの核兵器廃棄政策に関与

ゼリコウ,フィリップ[ゼリコウ,フィリップ] [Zelikow,Philip]
1954~。バージニア大学教授。歴史学者。1989年から91年、ブッシュ・シニア政権の国家安全保障会議(NSC)で、スコウクロフト大統領補佐官(国家安全保障担当)のスタッフとして働く。NSCを経てハーバード大学で教鞭を執り、1998年から現職

漆嶋稔[ウルシマミノル]
翻訳者。1956年宮崎県生まれ。神戸大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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masabi

20
【要旨】キューバ危機を題材に意思決定のモデルを検討する。本巻では合理的アクターモデルと組織行動モデルが対象。【感想】限られた情報のなかでいかに選択肢を選ぶかが主題である。そこから意思決定において完全情報かつ完全合理性を想定するモデルは現実との齟齬があり、選択肢についても組織ということである程度絞られることになる。米ソとキューバ双方の動きが明らかになっており、互いに選択を間違えたら核戦争も起こり得たことに戦慄した。真意が見えない状態で誤解に誤解が重なるのは恐ろしいことだ。2016/10/21

人生ゴルディアス

3
限定された情報と、さらに限定された選択肢(核戦争の引き金をひくか否か)から、いかにしてキューバ危機を回避したのか? なにを信用してなにを信用せず、取り返しのつかない決断をするに当たってなにを手がかりにすればよいのか、という、まさにタイトルどおりの本書。基本的には国際関係論とかの方面から記されていて、最近本棚で見かける意識高いライフハック(笑)系とは違う古きよき本。脳科学や行動経済学、実験心理学からの見地はほとんど無いにも関わらず、後知恵で見るときちんと萌芽は見て取れるので、さすが時の試練を耐えた本だ。2016/04/21

ぽん教授(非実在系)

2
キューバ危機の時のアメリカケネディ政権VSソ連フルシチョフ政権のケースを事例に、集団の意思決定のあり方の分析の仕方をとことん追求していくという内容。第一の合理的モデルをボコボコに批判することを大前提にしているため、その基盤たるこの巻の内容はかなりヘビーである。一応改定の際にゲーム理論など新しい発想をふんだんに加えたそうであるが、それでも揺らがず第二・第三モデルを主張するという流れは変わっていない。2016/10/19

Fumi Kawahara

1
しょっぱなからすでに「やっぱもっと古典的なトコから先に読むべきなんだよな~」と痛感しつつ、それでも北朝鮮情勢が思った以上の早さで進んでいるので、やっぱ何も知らんと不安が増すだけなんで、辛抱できんかった。読んじゃった。相手も違うし国際環境も違うけど、とりあえずアメリカの指導者がどういう考え方をして何を重視し、どの程度同盟国の反応に忖度(笑)し、どうコトを進めようとする傾向にあるのか?ってゆー、観察ポイントのヒントくらいはあるんじゃね?ってことで。不安に思うくらいなら、いっそ知ってしまいたいスタンス(・ω・)2017/12/15

gotoubun

1
訳文はわかりにくい。。。。2016/08/12

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