出版社内容情報
「よいコード」と「悪いコード」の違いは、どこにあるのでしょうか。もちろん、どんな立場で、何を作るのかなどによって、その定義は変わってきます。
本書では、プロの「ソフトウェアエンジニア」として、日々コードを書く上で、Googleでテックリードを務める著者が、堅牢で信頼性が?く、保守しやすく、チームメンバーが理解や適応しやすいコードを作成するための概念と実用的な?法を解説しています。
まず「高品質なコードを書く」ために、次の4つのゴールを設定しています。
1. 正しく動くこと
2. 正しく動作し続けること
3. 要件の変更に対応しやすいこと
4. 車輪の再発明をしないこと
そして、これを達成するための戦略として、「コード品質の6つの柱」を次のように示しています。
1. コードを読みやすくする
2. 想定外の事態をなくす
3. 誤用しにくいコードを書く
4. コードをモジュール化する
5. コードを再利用、汎用化しやすくする
6. テストしやすいコードを書き、適切にテストする
本書では、この6つの柱に沿って、ソフトウェアエンジニアとしてコードを書く際のアドバイスが述べられています。著者の知識と経験が、具体的かつ実用的に言語化されています。
本書は、経験が3年以内のソフトウェアエンジニアをターゲットとして執筆されていますが、チームで開発を行う際のリファレンスとしても利用できるでしょう。あるいは、経験のあるエンジニアであっても、自分の経験を整理し、言語化するための便覧としても使えるはずです。そして、チーム開発で、他のエンジニアをメンタリングするための便利なリソースとしても活用できます。
内容説明
プロのソフトウェアエンジニアとして「よいコード」と「悪いコード」の違いを知る。堅牢で信頼性が高く、チームメンバーが理解し適応しやすいコードを書くための実用的なテクニックをGoogleのテックリードが徹底解説!
目次
1 理論編(コードの品質;抽象化レイヤー;コードでの契約 ほか)
2 実践編(コードを読みやすくする;想定外の事態をなくす;誤用しにくいコードを書く ほか)
3 ユニットテスト編(ユニットテストの原則;ユニットテストの実践)
付録
著者等紹介
秋勇紀[アキユウキ]
LINE株式会社ディベロッパーエクスペリエンス開発チームソフトウェアエンジニア。2019年3月に九州工業大学情報工学部卒業後、LINE Fukuoka株式会社入社、2022年LINE株式会社に転籍。専門は、iOSアプリケーション開発やビルド環境の改善といったモバイル関連のDevOpsなど。業務の傍ら、さまざまなオープンソースソフトウェアへのコントリビュート、アメリカ、ヨーロッパなどの海外カンファレンス登壇を行う
高田新山[タカタシンザン]
LINE Fukuoka株式会社App Development室iOSエンジニア。福岡で働くiOSエンジニア。異業種からエンジニアへと転職後、受託開発企業、ベンチャー企業などを経て、2020年4月に東京から福岡への移住と同時にLINE Fukuoka株式会社に入社。以前は、Java、PHP、C#、JavaScriptなどでフロントエンド、バックエンドの開発も行っていた。個人の活動としては、『The Swift Programming Language』の日本語版の作成などを行っている
山本大祐[ヤマモトダイスケ]
株式会社オプティムディレクター。IPA未踏ユーススーパークリエータ。1983年、静岡県静岡市生まれ。学生時代にプログラミング言語「ActiveBasic」を開発。2005年、IPA未踏ユーススーパークリエイタ認定。2006年、株式会社オプティムに参画し、2017年に同社の執行役員(ディレクター)に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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