出版社内容情報
Google Cloud Platform (GCP)はWebやスマホアプリのバックエンドを作成するクラウドサーバです。膨大なテキストの中からAppEngineについて、開発者が知っておくべきことを解説します。
内容説明
Google App Engine(GAE)は、GCPの中でもGoogleが最初に投資を行った歴史のあるサービスです。GAEはコードの実行に必要なハードウェア、ネットワークインフラ、負荷分散機能、ヘルスチェックやロギングなどを管理し、トラフィックの増加に応じてアプリケーションを自動的にスケーリングします。開発者は、ソースコードを渡すだけで、サービス運営に必要なほぼ全てのことを任せることができます。デプロイされたソースコードはバージョン管理され、ボタン1つで簡単にロールバックでき、段階的なバージョンの適用もできます。本書では、たった1人で新規サービスの構築を任された新人くんが、GAEを駆使して、その優れた機能に感動しながらも悪戦苦闘し、サービスを公開していくというサンプルケースを通して、GAEの利用方法や注意すべきことを解説していきます(「はじめに」から)。
目次
1 人物紹介とプロジェクト概要(クラウド活用プロジェクト始動!;登場人物紹介 ほか)
2 基礎―プラットフォームの選択(アプリケーション層の検証;永続化の検証 ほか)
3 基礎―開発とリリース(開発環境の準備;サーバサイドの開発 ほか)
4 応用―運用・パフォーマンス改善(CI/CDの導入;認証機能 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kotaro Yamazaki
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GCP App Engine を使って社内システムを作るというストーリーでGCP のはじめ方から完成度の高いWeb アプリケーションとしてのシステムを一気通貫で網羅的に知ることができる。 簡単なWeb アプリを作ろうという感じではなく、システムとしてCI/CD 、ロギング、監視、非同期化...など網羅的にGCP で解決する方法が書かれている。 全体での内容が詰まっている分、一つ一つは簡潔にまとめられている印象。 Web アプリにもクラウドプラットフォームにも疎い自分にはいい入門書になった。2020/05/31