負けてみろ。―聖光学院と斎藤智也の高校野球

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負けてみろ。―聖光学院と斎藤智也の高校野球

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798056548
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

福島の名門・聖光学院。戦後最長となる12年連続甲子園出場という偉業、日本一への渇望を描く。斎藤智也、就任までの雌伏に衝撃。

内容説明

常識にない方法で福島県内常勝を作り上げた。Bチームだけの東北リーグや、長い長いミーティング、時には強い言葉での叱咤…。それらはいかにしてできたのか?斎藤と聖光学院の重苦しい歴史。プレッシャーを受け入れ前進しようとする心。そのなかでいつもブレなかった選手一人ひとりと対峙すること。名将・斎藤智也だけではない参謀・横山博英、石田安広コーチら指導者の熱。前人未踏の「12連覇」と甲子園―清く、壮絶なる舞台裏。

目次

第1章 雌伏 1987‐1999(1987 斎藤智也の赴任;1988 甲子園のヒーロー襲来 ほか)
第2章 敗北 2000‐2004(2000 三年以内;2001 初めての甲子園 ほか)
第3章 悲壮 2005‐2009(2005 日本一のBチーム;2006 空白の一年 ほか)
第4章 覚悟 2010‐2012(2010 才能の覚醒;2011 震災と勇気づけるもの ほか)
第5章 頂点 2013‐2019(2013 「ヤバくね?」;2014 連勝記録 ほか)

著者等紹介

田口元義[タグチゲンキ]
1977年福島県生まれ。元高校球児(3年間補欠)。右投げ左打ち。ライフスタイル誌の編集を経て、2003年にフリーとなる。スポーツ誌を中心に活動し、インターネットサイトにも寄稿。アスリートなどの書籍の構成も担当する。聖光学院や福島県の高校野球ほか、プロ、アマチュア問わず取材を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

竹園和明

34
12年連続甲子園出場。1年でレギュラーが入れ替わる高校野球でこの記録は奇跡的。しかも県予選を毎回圧勝で勝ち進んでいるわけではなく、逆転サヨナラで甲子園出場を決めた年もある聖光学院。その強靱な精神力はいかにして育まれるのか。監督コーチやOBの証言などからその凄絶なチーム作りを紹介する。同校の強みは斎藤監督と横山部長が太陽と月になり、地球たる選手達を遍く照らし全ての選手が成長する点にある。しかし選手達が心身をすり減らす様も尋常ではなく、その凄まじさは想像を遙かに超えていた。高校野球ファン以外も必見のルポ!2019/04/07

tetsubun1000mg

9
著者の田口元義さんは、福島県の元高校球児(3年間補欠)と紹介されている。 ライバル高であっただろう聖光学院の監督、コーチ、各学年の主力選手を徹底的に取材し、インタビューしている。 監督の話が中心だが、福島で優勝も狙える実力高を築き上げたのは、この監督の熱い気持ちがあったからだろう。 精神論が多いのが気になるが、現代的なスキの無いプレーも持ち味としており、バランスのいいチームを作ってきている。 監督の徹底した指導法は、苫小牧高校の香田監督を思わせるが、レギュラー以外の選手にも目を配っていることはよく分かる。2019/03/20

ようはん

4
高校野球ファン、そして福島県民にとってお馴染みになった聖光学院野球部。本書は斎藤智也監督が1987年に新任教師兼野球部部長となる所から始まり、その後の甲子園初出場や県夏大会12連覇と現在に至るまでの躍進と苦難の歴史が描かれている。この本を読んで感じた事はかなり多いが、選手の気質や雰囲気は1世代の違いで結構変化する物であり聖光学院野球部の立場の変化も相まって選手と接して成長させていく事の大変さが印象的であった。2019/04/03

ゆうき

4
★★★☆☆3.5非常に参考になりました。日頃から、肝に命じ過ごしていこうと思います。バイブルにしたいと思います。最後の田口元義さんの聖光学院の指導者方へのメッセージがとても良かったです!これから聖光学院を、より一層注目したいと思います。2019/03/29

いっちょめ

3
聖光のチーム力、スタッフが同じ方向を向いているから12連覇につながっているのだな、子供の能力や力なんて毎年違うのに毎年甲子園に出ているのはスタッフ力なのだと思った。2019/05/09

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