内容説明
空は青く雲が白いのはなぜ?天気はどうして西から東へ変わるの?集中豪雨はどのように発生するの?わかりにくい気象学が短期間でカンタンに理解できる!重要な数式についても丁寧に解説。
目次
第1章 太陽と地球
第2章 大気の鉛直構造
第3章 熱力学の考え方の基礎
第4章 水蒸気量の表現方法
第5章 雷雲の発生しやすさを調べる
第6章 降水過程
第7章 大気における放射
第8章 大気力学
第9章 大規模な大気運動
第10章 中小規模の大気運動
付録 各章のまとめ
著者等紹介
岩槻秀明[イワツキヒデアキ]
1982年9月1日宮城県気仙沼市生まれ。人間総合科学大学人間科学部卒業。自然科学系フリーライター。気象予報士。千葉県立関宿城博物館客員研究員。2000年3月、17歳で気象予報士試験に合格。2004年、全国各地のケーブルテレビにてお天気キャスター出演。『家の周りのちょっとした自然の中にも発見はたくさんあるよ』というのをコンセプトに、身近な草花や歳時記、雲・空、霜・氷等の身近な気象現象をテーマに執筆活動や自然観察会・講座の講師の活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねええちゃんvol.2
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★★2016/11/02
のぶ
0
すでに出てる第二版でなく初版を読んだのでここに書きます。気象的というのは要するに空気と水蒸気の粒子が日照により直接または間接的にエネルギーを受けて随意運動をするその集合体なのでしょうが、そのスケールがミクロから地球規模まで幅広いため、簡単に全体像を把握することは困難なのでしょう。その気象を把握するための用語や技術や概念を、本書では数多い図を添えて説明してくれてます。観天望気したり気象用法したり予報士試験に通ったりするための体系的ノウハウの書き方でなく基本事項の整理なのですが初心者にはいい本だと思いました。2014/01/11
七篠
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高校で習った熱力学から次第に気象の基礎に移っていき、題名通り気象学の基本を学べる本です。今後天気予報がより分かるようになるかもしれないですね。2012/11/15
OjohmbonX
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わかりやすい。普通の教科書だと一度説明したことは再度登場した場合でも「読者理解済み」として説明を省くところを、本書では冗長さを厭わずに説明してくれるし、説明を省く場合は参照すべきページを用語の隣に括弧書きしてくれている。それと月並みだけど図表を多用されるのは理解し易い。著者が従来の教科書に対して「もっとこう書いてあれば分かりやすいのになあ」と思っているところを実現したんだろう。ただ助詞の誤植がやたら多いのがちょっと。2010/08/31