映画監督放浪記

関本郁夫

小学館スクウェア（2023/06発売）

• サイズ 46判／ページ数 512p／高さ 19cm
• 商品コード 9784797981308
• NDC分類 778.21
• Cコード C0074

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トランザム7000]

映画監督・関本郁夫さんの一代記。ご自身の生き方を貫いて映画、TVドラマ業界の荒波を泳いでこられた関本郁夫監督ならではの面白本である。ここ数年で読んだ本では1番面白かった。4950円のドカベンサイズ本。関本郁夫監督の作品を見たことがない方も十分楽しめると思うのでぜひとも皆様手に取っていただきたい。

2023/08/30

[神戸山]

スコブル面白い。 評論家や研究者の本より現場を知る映画人の本のほうが数段タメになる。ただし、昔はよかった凄かったの懐古/回顧型自慢話本はゴメンだが…この本は違う。 日の当たる表街道ではなく、裏路地/けもの道を走り抜けてきた映画人の一代記。 大学や専門学校で教わるよりはるかに実践/実利の教則本/教科書。これ一冊読めば足りる。これから映画の現場で生きようと夢見ている若い衆にオススメ。 映画という表現物が他と違って共同制作/集団創作を旨とするかぎり、役に立つ 示唆/姿勢/教訓/智恵 が読み取れるにちがいない。

2024/02/02

[Mitsuhito Shiraha]

土地から土地への放浪だけにあらず。会社から会社、映画からテレビ、ジャンルからジャンルと一点に踏みとどまらず放浪の限りを尽くす一代記。不世出、最後の職人監督。畏敬あるのみ

2023/10/03