インターナショナル新書<br> 平和道―人類1万年の歩みに学ぶ

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インターナショナル新書
平和道―人類1万年の歩みに学ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 384p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681420
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0220

出版社内容情報

古代から現代まで先人が紡いできた「平和志向」の糸を編み合わせ、
時に大衆を幻惑する「戦争の魅力」とも真正面から向き合いながら、
全人類が歩むべき道を提唱する、かつてない平和の書!

* * *

――「序章」より(一部抜粋)

本書のテーマは英語でpacifismと呼ばれるものに近い。しかしこの語はふつう、平和主義とか反戦平和主義と訳される。もちろんそれらも対象に入るが、ひろく使うにはやや格式ばった語感がある。「平和っていいな」となにかの拍子にふと思う。そんな私たち一人一人の身の丈から始められるpacifismを目指したいものだ。「主義」ではどうも硬すぎる。

そこでとりあえず、「平和志向」としてみることにした。平和に向かおうとする傾向。主義も論も運動も、すべてここに含まれると考えていただきたい。その実例を、古代から最近までの歴史をたどりながら紹介し、つなぎ合わせる。

それらを踏まえ、私たち現代人が習得するべき“平和道”を提示するつもりだ。

* * *

【内容】
○戦争は利にならない――。平和志向の源流、墨子の「非攻」と「兼愛」
○著述家ラモン・リュイが実践した、異なる文明の間での武力によらない交流
○国際法の父フーゴー・グロティウスの生命尊重
○哲学者イマニュエル・カントが夢見た永遠平和
○戦争は魅力的なのか? 戦争を讃え続けたイタリアの詩人トンマーゾ・マリネッティ
○第二次世界大戦中に現役のドイツ軍将校エルンスト・ユンガーが書いた平和論
○神話の時代から幕末まで。日本史のなかの平和志向と内村鑑三の現代性
○原子爆弾はどのようにして作られたか。科学者オットー・ハーンの苦悩
○二一世紀の平和道(今日から使える実践平和道三ヵ条)

【著者略歴】
前川仁之(まえかわ・さねゆき)
ノンフィクション作家。1982年生まれ、大阪府出身。埼玉育ち。東京大学教養学部(理科一類)中退。人形劇団員、警備員等を経て、立教大学異文化コミュニケーション学科卒。2014年、スペインの音楽家アントニオ・ホセの故郷を訪ねてその生涯を辿った作品で開高健ノンフィクション賞(集英社)の最終候補となる。著書に、亡命者や難民の境遇を追った『逃亡の書 西へ東へ道つなぎ』(小学館)など

内容説明

人類はどのように平和を希求し、その可能性を探ってきたのか。非攻と兼愛を説いた墨子、国際法の父グロティウスの生命尊重、哲学者カントが夢見た永遠平和、軍人作家ユンガーの平和論、原子爆弾を可能にした科学者ハーンの苦悩、日本史のなかの平和志向…。ノンフィクション作家の著者がキュレーターとなり、古今東西、平和実現のための数々の試みをつなぎ合わせ、現代人に求められる“平和道”を提示する。

目次

序章 本書の目指すところ
第1章 古代のあちこちで平和を叫ぶ
第2章 剣よりも言葉を
第3章 人権拡大、国際法、そして永遠平和
第4章 戦争は“魅力的”なのか
第5章 死者たちを思えばこそ
第6章 メイド・イン・ジャパンの平和志向
第7章 科学技術の戦争協力
終章 二一世紀の平和道(付録 今日から使える実践平和道三ヵ条)

著者等紹介

前川仁之[マエカワサネユキ]
ノンフィクション作家。1982年、大阪府生まれ。埼玉育ち。東京大学教養学部(理科1類)中退。人形劇団員、警備員等を経て、立教大学異文化コミュニケーション学科卒。2014年、スペインの音楽家アントニオ・ホセの故郷を訪ねてその生涯を辿った作品で開高健ノンフィクション賞(集英社)の最終候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
墨子ー非攻と兼愛 アリストパネスーセックス・ストライキ イエス・キリストー非暴力 良心的兵役拒否の源流 キリスト教の正戦論 聖アウグスティヌスと聖トマス イスラム教のジハード=努力 ラモン・リュイー異教徒の説得 ビトリアー先住民の権利を認める 誤解×誤解=相互理解? グロティウスー国際法の父 カントー永久平和 常備軍廃止 アース・シェアリング マリネッティー文化的暴力の罠 第二インターナショナル 軍人作家ユンが-の平和論 メイドインジャパンの平和志向:神話~幕末 科学技術の戦争協力 実践平和道3ヵ条2024/07/10

志村真幸

1
 本書は、「平和」のことを柔らかな口調で語った本だ。声高に戦争反対を叫んだり、平和の正しさを懇々と説いたりする内容ではない。むしろ、平和ってなんとなくいいものだな、と思わさせてくれるような「ゆるさ」がいい。  古代中国の墨子やギリシャの『女の平和』から語りはじめ、平和/戦争についてどのように考えられ、実践されてきた/されてこなかったかが明らかになる。  中心となっているのは20世紀。戦争を称揚したイタリアの未来派が批判され、内村鑑三の戦争廃止論が称揚され、原爆開発に関わった科学者の葛藤に筆が及んでいく。 2024/06/14

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