インターナショナル新書<br> 新説 坂本龍馬

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インターナショナル新書
新説 坂本龍馬

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680454
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

内容説明

幕末の目まぐるしく変化する社会情勢の中で、坂本龍馬はどのような役割を演じたのか?英雄伝説に彩られた龍馬の生涯を「幕末政治史」の中で見つめ直し、その真価を問う。脱藩浪人の龍馬がなぜ活躍できたのか?亀山社中を作ったのは誰なのか?海援隊、誕生の秘密とは?膨大な史料を徹底検証し、まったく新しい龍馬像を浮かび上がらせる。

目次

龍馬の生い立ちと江戸修行―人格形成の秘密
安政期の政情と二度目の出府―剣術修行と千葉佐那
土佐勤王党と志士龍馬の誕生―武市半平太と間崎哲馬
久坂玄瑞と島津久光の率兵上京―第一次脱藩への影響
松平春嶽、勝海舟、大久保忠寛との邂逅―第一次脱藩前後の龍馬
神戸海軍操練所と第二次脱藩―龍馬の海軍構想とは
薩摩藩士・坂本龍馬の誕生―薩長融和周旋の開始
「西郷すっぽかし事件」と名義借り―龍馬の実像探索
龍馬の長州藩派遣と薩長融和の促進―交渉人・龍馬の凄み
盟友・近藤長次郎とユニオン号事件―亀山社中はなかった!
「小松・木戸覚書」の成立と意義―薩長同盟伝説を撃つ
寺田屋事件の実相とその後の政情―龍馬暗殺の伏線
龍馬社中と土佐藩復帰―薩摩藩士・土佐藩士の二面性
海援隊と薩土盟約―龍馬の功績とその実相
大政奉還と龍馬暗殺―幕末史上の大事件は何が謎なのか?

著者等紹介

町田明広[マチダアキヒロ]
歴史学者。1962年、長野県生まれ。上智大学文学部・慶應義塾大学文学部卒業、佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。神田外語大学准教授・日本研究所副所長。明治維新史学会理事・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

81
龍馬と言えばやはり司馬さんの「竜馬がゆく」のイメージで私が抱く人物像もそれ。本作ではストイックなまでに史料に沿って実像を浮かび上がらせようとしたもの。だからと言って龍馬が作られたヒーローだという内容ではなく、むしろ重要な交渉でどれだけ必要とされた人物であったかを明確にしており、一部、立場上関りがなかった箇所を細部において指摘。小松帯刀や近藤長次郎などとの繋がりが丁寧に読み解かれていて興味深く読めた。龍馬が担った働きを読み、理想の物語の中ではない本当に実在したひとりの人物としての龍馬の存在が見れた気がした。2019/10/21

古古古古古米そっくりおじさん・寺

77
少年時代からの龍馬贔屓の私は、本書が出るひと月前から予約し、届いた時には嬉しくて抱きしめたくなった。気鋭の歴史学者による坂本龍馬の実像。司馬遼太郎(&武田鉄矢)による過大評価、そしてその反動で起こる過小評価(&トンデモ説)。それらをきちんと削ぎ落として、史料の中の本当の坂本龍馬を現出させて下さる。前著『薩長同盟論』の研究成果も盛り込んでくれてお得でもある。龍馬研究史の中で否定されていたものも、史料があれば再検討していて、著者の誠実がうかがえる。今後の龍馬研究は本書から出発するのだと思うと胸が一杯になった。2019/10/10

サケ太

31
坂本龍馬とは何者か。虚像に塗れた男の実像を捉えていく。しかし、それは坂本龍馬の評価を下げるものではない。龍馬の生涯や彼が成し遂げたことが書かれている。薩長同盟ならぬ薩土同盟とは。龍馬についてはやはり過大に評価されている部分もあるのかな、と思う箇所もいくつかあるが、彼の死について陰謀論を排した所はとても納得できた。2019/10/19

六点

25
さて、大多数の人と同じく、ぬこ田の「坂本龍馬」像は『竜馬がゆく』や『おーい!竜馬』だったりするわけである。この本では「海援隊」や「勝海舟との関係」が小説ほどは色濃くはなく、大政奉還への流れを後押しした薩土同盟や大条理プランなどの新史料をもとにした新たな坂本龍馬像を読者に見せてくれている。これまで、世間に流布していた坂本龍馬という男は姿を消し、新たに外交家・政治構想者として坂本龍馬の研究は進んでいくであろう。そして、よくわからない事情で命を落とした近藤長次郎に、もっと光が当たれば良いと思う。2020/02/18

Porco

22
坂本龍馬は慶応元年以降、薩摩藩士として活動していた。長州とのやり取りでも重要な役割を果たしたが、薩長同盟は龍馬によるものではない。そもそも薩長同盟は「小松・木戸覚書」と呼ぶほうが適当なもの。一方、龍馬が果たしたのは薩土盟約であって、その際に大政奉還につながる「大条理」を発案している。という内容。幕末の歴史は本を読むたびにちょっとずつ違っている。2020/05/07

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