インターナショナル新書<br> 光の量子コンピューター

個数:
電子版価格
¥770
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

インターナショナル新書
光の量子コンピューター

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 10時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680355
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C0242

出版社内容情報

日本発、世界初となる驚異の量子コンピューターの実現が、秒読み段階に入った。

光を使った独自の方式により、量子コンピューター開発のトップを走る著者が、その仕組みと理論を徹底解説。
スーパーコンピューターをはるかに凌ぐ高速計算と低消費電力を両立させる量子コンピューターの実現へ向けて、
現在、さまざまな方式が模索されている。世界中で競争が激化する中、圧倒的な勢いを見せるのが、光を使った量子コンピューターの研究だ。
革新的な光量子コンピューターが完成する日は、もう間近に迫っている。

竹内 薫氏、推薦!
「量子コンピューター開発の真打ち! その全貌がここに」

(目次より抜粋)
第1章 量子の不可思議な現象
排熱をゼロにする/「重ね合わせ」と「粒子と波動の二重性」/対立する理論/空間を超える相関

第2章 量子コンピューターは実現不可能か
研究開発が加速する/世界的企業や研究機関がしのぎを削る/ショア博士がもたらしたインパクト/困難を極める開発

第3章 光の可能性と優位性
「量子テレポーテーション」は「テレポーテーション」ではない/不確定性原理からは逃れられない/ビームスプリッターで量子もつれを生成する/物理ビットと論理ビット/量子誤り訂正の救世主

第4章 量子テレポーテーションを制する
光の粒子性を扱う限界/カルテックというターニングポイント/光で光の位相を制御する/1998年、完全な量子テレポーテーションに成功/1杯のビールを賭けた実験

第5章 難題打開への布石
日本人だからこそできる実験/2011年、シュレーディンガーの猫状態の量子テレポーテーションに成功/重力波の観測にも貢献したスクイーズド光の開発/
市販品がなければ自前で開発/「クレイジー」なベンチャー企業の社長との共同開発

第6章 実現へのカウントダウン
時間領域多重の実現に挑む/連続量処理の強み/2次元での超大規模量子もつれ/革新的発明「ループ型光量子コンピューター」/量子コンピューターがもたらす未来社会

●プロフィール
古澤 明(ふるさわ あきら)
物理学者。1961年、埼玉県生まれ。1984年、東京大学工学部物理工学科卒業。1986年、同大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了、株式会社ニコン入社。
東京大学先端科学技術研究センター研究員、カリフォルニア工科大学客員研究員、東京大学大学院工学系研究科助教授を経て、2007年から現職。
著書に『量子テレポーテーション』『量子もつれとは何か』(共に講談社ブルーバックス)などがある。

内容説明

スパコンをはるかに凌ぐ低消費電力と高速計算を両立させる量子コンピューターの実現に向けて、現在、さまざまな方式が模索されている。世界中で競争が激化する中、圧倒的な勢いを見せるのが、光を使った日本発・世界初の量子コンピューターだ。革新的な光量子コンピューター実現への秒読みは始まっている。光を使った独自の方式により、量子コンピューター開発の先陣に立つ著者が、その仕組みと理論を徹底解説。

目次

第1章 量子の不可思議な現象
第2章 量子コンピューターは実現不可能か
第3章 光の可能性と優位性
第4章 量子テレポーテーションを制する
第5章 難題打開への布石
第6章 実現へのカウントダウン

著者等紹介

古澤明[フルサワアキラ]
物理学者。1961年、埼玉県生まれ。1984年、東京大学工学部物理工学科卒業。1986年、同大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了、株式会社ニコン入社。東京大学先端科学技術研究センター研究員、カリフォルニア工科大学客員研究員、東京大学大学院工学系研究科助教授を経て、2007年から東京大学大学院工学系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

51
ノーベル賞ウィーク。で、無謀にも読んでみる。最初小さな部分で成功して、それを組み合わせブレークスルーを繰り返し、どんどん大きなことができるようになってく高揚感や、著者の「光」愛が伝わってくる。「光の気持ちがわかる」って、木の中に仏が見える仏師のよう。うん、天才なんだな。で、肝心の量子コンピューター、結局よくわからなかった・・・(^^;)この分野に詳しい知人によると「これ読んで本当にわかるのは、読まなくてもわかってる人だけ」とのこと。だよね。でも、何だかワクワクする。科学の道を歩む人、応援したくなります。2019/10/08

月をみるもの

10
EPR 実験は正しいけど、情報が光速を超えて伝わることはない、、という説明で思考停止してたけど、量子状態をそのまま送信(というか遠隔地へのコピー/元の場所での消滅というべきか)するための手段として使えるというのは目から鱗であった。このタイムリーな論文も、読んでみないと。。 https://www.technologyreview.com/s/613092/a-quantum-experiment-suggests-theres-no-such-thing-as-objective-reality/2019/04/06

ireadertj

7
ちょい、内容的にはむずかったw でも面白いし、かつ日本でも先頭に立ちそうな感じですごいし、嬉しい。2019/11/06

まめタンク

7
2019年264冊目。現在、話題になっている量子コンピュータは一般的なコンピュータとは異なるようです。よく言われているように、Windowsのようなコンピュータは0と1の組み合わせによって情報を処理します。つまり、0と1をどの程度の速度で処理できるか?がインテルなどのCPUの性能差です。量子コンピューターは量子の捻れ、0と1の中間のようなものを処理し、現在のコンピュータで何万年かかる計算を瞬時に計算できます。ただ、あくまで限定的な計算であって、これが短期的に驚異的なAIを生み出すわけではないようです。2019/10/30

nnnともろー

5
量子コンピューターにも数種類あるとは。著者が開発しようとしているのは光(光子)を利用したもの。難しいが面白い。2023/10/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13424809
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。