EUスタディーズ〈1〉対外関係

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326301690
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C3031

出版社内容情報

人類の偉大なる実験を続けるE∪は、国際社会とどのように関わってきたのか。テーマ別に歴史をおってわかりやすく概説していく。

[関連書] 同著者編 『現代ヨーロッパ国際政治』 (岩波書店)


第1章 法的基盤――――――――――――――――――――――中村 民雄

  はじめに
  1.EUの統治制度
  2.EUの対外権限
  3.現代の課題――国際テロリスト対策を事例として
  むすび

第2章 共通外交と安全保障―――――――――――――――――植田 隆子

  はじめに
  1.安全保障政策の礎石――「欧州安全保障戦略」
  2.政策形成と諸機関
  3.ESDP実動に至る背景
  4.危機管理作戦
  5.将来的課題と展望

第3章 拡大と対外関係―――――――――――――――――――東野 篤子

  はじめに
  1.EU拡大とそのインプリケーション
  2.拡大と対外関係
  むすび

第4章 西バルカン・トルコへの拡大と欧州近隣諸国政策―――─―東野 篤子

  はじめに
  1.西バルカン諸国の加盟問題
  2.トルコの加盟問題
  3.欧州近隣諸国政策

第5章 対外経済関係――─―――――――――――――――――大平 和之
       ――西欧地域関税同盟から世界的プレイヤーへ――
  はじめに
  1.EU深化・拡大の諸段階と対外経済関係の軌跡
  2.対外経済関係の強化・発展に関する検証
  3.将来展望
  むすび

第6章 開発協力政策―――――――――――――――――――――大隈 宏
       ――開発アジェンダから安全保障アジェンダへ――
  はじめに
  1.EU開発協力政策の原型――ローマ条約第4部連合の誕生
  2.EU開発協力政策の変遷――ヤウンデからロメ、そしてコトヌへ
  3.EU開発協力政策の構造変容――連合政策の相対化
  4.ミレニアム・チャレンジ
  むすび

第7章 グローバル・ガバナンスへの役割――――――――――――森井 裕一
  はじめに
  1.政策の対象としてのグローバル・ガバナンス
  2.EUと構成国のグローバル・ガバナンスに対するイメージ
  3.グローバル・ガバナンスの事例
  4.グローバル・ガバナンスの場としての国連におけるEU
  むすび

第8章 日本=EU通商・経済関係――――――――――――――――大平 和之
       ――摩擦から対話・協力そして未来志向の協力へ――
  はじめに
  1.EU深化・拡大の諸段階と日=EU関係の変遷
  2.日=EU通商・経済関係の進展に関する検証
  3.将来への展望
  むすび

第9章 日本=EU政治・安全保障関係――――――――――――――植田 隆子

  はじめに
  1.ハーグ宣言から行動計画へ
  2.EUの対中武器禁輸解除案件にみられる課題
  3.「自由と繁栄の弧」政策における欧州

第10章 アジアへの戦略――――――――――――――――――――渡邊 啓貴
       ――ASEM(アジア欧州会合)――
  1.EUとアジア関係の深まり
  2.ASEMの光と影
  3.アジアの金融危機を経たASEMプロセス

終 章 欧州の大戦略――――――――――――――――パスカル・ヴェネッソン
       ――ポストモダン時代のリアリズムを求めて――
  はじめに
  1.安全な世界の構築――リベラル・コンストラクティビストの世界観
  2.混沌とした国際社会のなかの欧州安全保障共同体
  むすび

補 論 共通外交安全保障政策(CFSP)と国連総会における投票行動――福田 潤一

  はじめに
  1.EUにおけるCFSPの発展
  2.国連総会における投票行動の分析
  3.データと分析手法
  4.結果と分析──EC/EU加盟諸国の国連総会における投票行動
  おわりに

内容説明

EUの対外関係の発展をわかりやすく概説。安全保障に経済関係など、各章テーマ別に「歴史をおってわかりやすく」というコンセプトでバランスよく概説する体系的テキスト。

目次

法的基盤
共通外交と安全保障
拡大と対外関係
西バルカン・トルコへの拡大と欧州近隣諸国政策
対外経済関係―西欧地域関税同盟から世界的プレイヤーへ
開発協力政策―開発アジェンダから安全保障アジェンダへ
グローバル・ガバナンスへの役割
日本=EU通商・経済関係―摩擦から対話・協力そして未来志向の協力へ
日本=EU政治・安全保障関係
アジアへの戦略―ASEM(アジア欧州会合)
欧州の大戦略―ポストモダン時代のリアリズムを求めて
共通外交安全保障政策(CFSP)と国連総会における投票行動

著者等紹介

植田隆子[ウエタタカコ]
津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程修了(学術博士)。成蹊大学法学部専任講師、助教授などを経て、国際基督教大学教養学部教授、同大学社会科学研究所長(欧州安全保障・国際政治、国際安全保障)。東京大学大学院ドイツ・ヨーロッパ研究センター特任教授、放送大学客員教授を兼任(ブラッセル自由大学欧州研究所客員教授などを歴任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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