出版社内容情報
キューバ革命が成就してから約60年を経た今、世界はこの偉業に再び驚きのまなざしを投げかけている。カストロとゲバラという類い希なる革命家の生涯を通し、キューバ史を壮大なスケールで綴る。
内容説明
青年弁護士だったカストロが、盟友の医師チェ・ゲバラらと共にキューバ革命を成功に導いてから約六〇年。その間キューバは、アメリカ政府の経済封鎖やカストロ暗殺計画に屈することなく、国民が平等で、教育費・医療費が無料の理想国家を築き上げてきた。キューバ危機という、核戦争の恐怖をも乗り越えた二人の革命家から、我々はいま何を学ぶことができるのか?現在までのキューバ史を壮大なスケールで描く。
目次
第1章 キューバ革命前史(若き日のフィデル・カストロ;革命の発端となったスペイン人とアメリカ政府の対立 ほか)
第2章 革命の決行と国民の蜂起(カストロ兄弟とチェ・ゲバラがキューバ革命を決意した;カストロ軍団がキューバ上陸作戦を決行! ほか)
第3章 社会改革と忍び寄るアメリカの脅威(カストロ政府が農地改革に着手した;チェ・ゲバラに与えられた役割 ほか)
第4章 キューバ危機が勃発―米ソ帝国主義の正体(ケネディー政権の誕生とピッグス湾侵攻作戦;キューバ侵攻事件がベトナム戦争の発火点となった ほか)
第5章 生き続けたキューバ革命の民族主義(キューバ人の怒りが向かった矛先;民族主義か、社会主義か―アルジェリアとエジプトとベトナムと連帯したキューバ ほか)
著者等紹介
広瀬隆[ヒロセタカシ]
作家。1943年、東京生まれ。早稲田大学卒業。世界史、日本史、原発問題など幅広い分野で執筆を続ける。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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