ライチョウ、翔んだ。

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797674460
  • NDC分類 488.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「奇跡の鳥」ライチョウを、中央アルプスに復活させる!
鳥類学者の狂おしき日々を追った、熱血ノンフィクション。

2018年、半世紀前に絶滅したはずの山域に、突如現れた一羽のライチョウ。
希代の鳥類学者、中村浩志と「飛来メス」が出会ったとき、前代未聞の復活プロジェクトが動き始めた。
気候変動、天敵の襲来、人間による開発……。
次から次へと襲いかかる難題に、独自の発想、先端科学の知見、尽きることのない情熱によって立ち向かう中村と仲間たち。
氷河時代から生き残り、日本の高山だけに残された「奇跡の鳥」を、彼らは絶滅から救えるのか。
ライチョウ復活作戦に邁進する人々を描くノンフィクション。

(中村浩志 なかむらひろし 信州大学名誉教授。1947年、長野県生まれ。信州大学教育学部卒業、京都大学大学院で博士号取得。信州大学教授となり、2006年~2009年日本鳥学会会長。専門は鳥類生態学。主にカッコウの托卵、ライチョウの生態などを研究)


推薦! 角幡唯介(探検家、作家)
野口 健 (登山家、環境活動家)

(目次より)

第一部 絶滅の危機
第一章・サルの襲来
第二章・研究者魂
第三章・神の鳥
第四章・鳥の気持ちがわかる
第五章・ライチョウの魅力
第六章・テレビ番組
第七章・ライチョウを増やす
第八章・飛来メス

第二部 復活作戦
第一章・幻の復活作戦
第二章・復活作戦スタート
第三章・雪辱の二年目
第四章・空輸作戦
第五章・半世紀ぶりの朗報
第六章・早期退職
第七章・動物園
第八章・野生復帰

(筆者)
近藤幸夫 こんどう ゆきお
山岳ジャーナリスト。1959年、岐阜県生まれ。信州大学農学部林学科卒業。1986年年朝日新聞社に入社。富山支局で北アルプス・立山連峰を中心に山岳取材をスタート。1988年、大阪本社運動部に配属され、南極や北極、ヒマラヤなど海外取材を経験。2003年、カトマンズのネパール山岳協会にシニア留学、ダウラギリ南面での雪男捜索隊に同行取材。2013年、東京本社スポーツ部から長野総局に異動。山岳専門記者として山岳遭難やライチョウなどの山岳取材を続ける。2021年12月、朝日新聞社を早期退職。長野市を拠点に山岳ジャーナリストとして活動している。日本山岳会、日本ヒマラヤ協会、信州大学学士山岳会に所属。

内容説明

絶滅したはずの山域に現れた一羽のライチョウ。それが奇跡の復活プロジェクトの始まりだった。希代の鳥類学者と「飛来メス」の狂おしき日々。

目次

第1部 絶滅の危機(サルの襲来;研究者魂;神の鳥;鳥の気持ちがわかる;ライチョウの魅力;テレビ番組;ライチョウを増やす;飛来メス)
第2部 復活作戦(幻の復活作戦;復活作戦スタート;雪辱の二年目;空輸作戦;半世紀ぶりの朗報;早期退職;動物園;野生復帰)

著者等紹介

近藤幸夫[コンドウユキオ]
山岳ジャーナリスト。1959年、岐阜県生まれ。信州大学農学部林学科卒。1986年朝日新聞社に入社。初任地の富山支局(現富山総局)で、北アルプス・立山連峰を中心に山岳取材をスタート。1988年大阪本社運動部(現スポーツ部)に配属され、南極や北極、ヒマラヤなど海外取材を多数経験。2003年9月から半年間、カトマンズのネパール山岳協会にシニア留学。留学期間中、ダウラギリ南面での雪男捜索隊に同行取材したほか、チュルー最東峰(6038メートル)に登頂。2013年、東京本社スポーツ部から長野総局に異動。山岳専門記者として山岳遭難や山小屋、国の特別記念天然物・ライチョウなどの山岳取材を続けた。2021年12月、朝日新聞社を早期退職。長野市を拠点に山岳ジャーナリストとして活動している。日本山岳会、日本ヒマラヤ協会、信州大学学士山岳会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

88
ライチョウの母鳥は、決して雛を見捨てない。ライチョウは「神の鳥」として守られた為、人を恐れない▽一度は絶滅したといわれた中央アルプスに、再びライチョウを呼び戻す「復活作戦」をおったルポタージュ。2018年7月、中央アルプス・木曽駒ヶ岳で半世紀ぶりに「飛来メス」ライチョウが発見された。ここからライチョウの保護増殖計画がすすめられていく▽巻末にライチョウの略年表あり。参考文献あり。2024.4刊2025/03/22

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

82
(2024-116)北アルプスなど限られた高山に生息する氷河期の生き残りライチョウ。50年前に絶滅したと思われた中央アルプスに一羽のメスが発見された。そこから始まる中央アルプスでのライチョウ復活作戦。信州大名誉教授の中村先生を中心とした一大プロジェクト。とにかくライチョウが第一、ライチョウの事になると時には暴君ともなってしまうほどの中村とそれを支える多くの人々。一度失なわれた自然を取り戻すのは容易ではない。ライチョウ復活にかける人々の熱い想いを感じた一冊。これは五つ星です。★★★★★2024/08/23

oldman獺祭魚翁

40
今やライチョウは絶滅危惧種である。この美しく可愛らしい鳥は絶滅危惧種だ。荒れて行く里山や住宅地の開発によって天敵のキツネやオコジョ等が、より高山へと逃れる事で、ライチョウの生息域を犯す様になり、更にはニホンザルまでがライチョウの雛を襲うようになり、益々生息域が制限されて行く。無精卵を有精卵にすり替えたり、夜になる度に保護ゲージに保護したり、動物園で育てたりと懸命に活動している事が解りますし、地味だが確実に少しずつ進んでいる。もう二度とトキやコウノトリの過ちを犯してはいけない。2024/09/21

rokoroko

23
今から40年ほどまえ北アルプスに行くとよく見られたライチョウ。「霧が出てきたからライチョウ来る」とか考えながら歩いてた稜線。もう少ないのね。最近は数年前室堂でみたきり。ライチョウがサルに食べられちゃうのか。上高地のサルは生魚も捕まえて飲み込む猛者だからね。インバウンドだとか言わないで日本の自然を強く守ってほしい。外国人は絶滅危惧種なんてわからないもの2024/10/26

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

23
胸熱!!中央アルプスでライチョウは絶滅したと思われていたのに、なんと一羽の雌(飛来メスと称される)が乗鞍岳から40キロも飛んできた。飛来メスが偶然カメラに捉えられたため、環境省の保護増殖事業に弾みがつく。立役者となったのは中村浩志。中村の狂気レベルなライチョウ愛に周囲も引き摺られていく。ライチョウの物語は必ずと言っていいほど絶滅の危機とともに語られる。1羽でも多く生き延びさせなくては絶滅リーチ。絶滅種の増加は、いずれ人類もその一部となるということ。ライチョウを守ることは地球を守ることにつながるという意識→2024/05/29

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