出版社内容情報
元日本代表監督・岡田武史氏 絶賛!
「日本のスポーツ界の岩盤をぶち破ったビジネス界から来た男。幾多の危機を乗り越えたリーダーシップに感服させられた!」
開幕から20年を経て、人気低迷と経営悪化の泥沼に陥っていたJリーグ。この最悪の時期にチェアマンを引き受けた村井満は抜本的な改革に取り組むが、そこに差別・ハラスメント問題、度重なる災害、新型コロナ禍が次々追い打ちをかける。とくに新型コロナ禍においてリーグ清算さえ覚悟したという村井が、いかに事態を打開したのか。知られざる危機への対応を、多くの証言と共にドキュメンタリータッチで描き出す。
●本書に登場するエピソード(一部)
・人種差別横断幕「JAPANESE ONLY」事件
・2ステージ制導入から廃止に至るまでの知られざる経緯
・中村憲剛との対話から生まれたシャレン!
・DAZNとの緊迫した契約交渉
・Jリーグのナンバー3によるWハラスメント事件への対応
・新型コロナ禍によるリーグ清算の危機
・村井のチェアマン就任を後押ししたのは誰か?
●村井満チェアマン時代の実績(一例)
・DAZNとの巨額契約の実現によって経営危機を脱出。J3までの全試合視聴を可能に。
・史上最多入場者数、イレブンミリオン達成(2019年/約1,140万人)。
・NPBと「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立。コロナ禍でのリーグ運営を乗り切る。
・複数に分割されタコツボ化していた組織を統合し、スピーディな意思決定を可能に。
【プロフィール】
村井 満(むらい みつる)
1959年、埼玉県川越市生まれ。日本リクルートセンターに入社後、執行役員、リクルートエイブリック代表取締役社長、香港法人社長を経て13年退任。Jリーグ理事を経て14年より第5代Jリーグチェアマンに就任。4期8年にわたりチェアマンを務め、2022年3月退任。2023年6月より日本バドミントン協会会長。浦和レッズの熱心なサポーターとしても知られる。
著者・宇都宮徹壱(うつのみや てついち)
写真家・ノンフィクションライター。1966年、東京都生まれ。国内外で「文化としてのフットボール」を追い続け、スポーツ各誌にて活躍中。2010年に著書『フットボールの犬』(幻冬舎)で第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、2017年に『サッカーおくのほそ道』でサッカー本大賞2017を受賞。
内容説明
リーグ崩壊の危機に立ち向かう!2014年、5代目チェアマンに就任した村井満は、人気の低迷、切迫する財務を前に抜本的な改革に取り組むが、そこに差別やハラスメント問題、災害、そして新型コロナが次々と襲いかかる。村井とJリーグの存亡をかけた戦いが始まった―。
目次
第1部 試練(「JAPANESE ONLY」事件の試練(2014年)
「5つの重要戦略」と禁断の組織改革(2014年)
水面下で進められたDAZNとの交渉劇(2016年)
悪夢でしかなかった2ステージ制(2014年~16年)
インターミッション上篇)
第2部 結実(DAZN元年に起こった悲喜こもごも(2017年)
ナンバー3の辞任と統合プロジェクト(2017~18年)
Jリーグ百年構想とシャレン!の誕生(2018年)
パワハラ問題とイレブンミリオンと鳥の会(2019年)
インターミッション下篇)
第3部 危機(忍び寄る新型コロナウイルスの危機(2020年)
「Jリーグ4月危機」の真実(2020年)
コロナ禍で達成した1103試合開催(2020年)
報われなかったオリンピックへの貢献(2021~22年)
エピローグ 初代チェアマンが語る「異色のチェアマン」)
著者等紹介
宇都宮徹壱[ウツノミヤテツイチ]
写真家・ノンフィクションライター。1966年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科を修了後、TV制作会社勤務を経て1997年に独立。国内外で「文化としてのフットボール」を追い続け、各スポーツメディアに寄稿。「フットボールは世界を知る窓」を信条に、今も少しずつ取材領域を広げている。2010年に著書『フットボールの犬』(東邦出版)で第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、2017年に『サッカーおくのほそ道』(カンゼン)でサッカー本大賞2017を受賞。個人メディア『宇都宮徹壱ウェブマガジン』、オンラインコミュニティ『ハフコミ』主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かわすみす
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