ロックの英詞を読む―世界を変える歌

バラカン，ピーター【著】〈Ｂａｒａｋａｎ，Ｐｅｔｅｒ〉

集英社インターナショナル（2016/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 189p／高さ 19cm
• 商品コード 9784797673241
• NDC分類 764.7
• Cコード C0082

出版社内容情報

ロック、ソウル、ブルースの名曲の英詞をピーター・バラカンが新訳。英語表現を詳しく解説し、歌詞の行間に込められた「反戦」「世界平和」「人種平等」「普遍的な愛」のメッセージにせまる。関連ディスク・ガイド付き。




ピーター・バラカン［ピーターバラカン］

内容説明

世界へ届け！良心の歌。ロック、ソウル、ブルーズの英詞を新訳。行間に込められたメッセージにせまる。

目次

「ア・チェインジ・イズ・ゴナ・カム」サム・クック
「ビコ」ピーター・ゲイブリエル
「ブラック、ブラウン、アンド・ワイト・ブルーズ」ビッグ・ビル・ブルーンジー
「コンペアド・トゥ・ワット」レス・マキャン＆エディ・ハリス
「デイ・アフター・トゥモロウ」トム・ウェイツ
「ドウ・レイ・ミー」ウディ・ガスリー
「エヴリボディ・クライン・マーシー」モーズ・アリスン
「アイ・フィール・ライク・アイム・フィクシン・トゥ・ダイ・ラグ」カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュ
「自由になりたい」ニーナ・シモーン
「ラヴズ・イン・ニード・オヴ・ラヴ・トゥデイ」スティーヴィー・ワンダー〔ほか〕

著者等紹介

バラカン，ピーター［バラカン，ピーター］ ［Ｂａｒａｋａｎ，Ｐｅｔｅｒ］
１９５１年ロンドン生まれ。７４年に来日。現在、ブロードキャスターとしてテレビ・ラジオを中心に活動。「ウィークエンド・サンシャイン」（ＮＨＫ‐ＦＭ）、「ジャパノロジー・プラス」（ＮＨＫワールドＴＶ、ＮＨＫ‐ＢＳ１）、「Ｂａｒａｋａｎ　Ｂｅａｔ」（ＩｎｔｅｒＦＭ）などの司会を担当（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しいたけ]

イベント【『ロック』の日】 ロックに詳しいわけでもないのにノリで参加。この本に出会い、曲をMy MusicやYouTubeで探し聴きながら読む。『ネルスン・マンデラ』『ビコ』『労働者階級の英雄』『自由になりたい』等、22の反戦、人種問題、政治問題を歌った歌詞の訳とイディオムや文法の説明、曲が作られた背景、歌い手の人生が書かれている。読み応えがあり、初めての読書の仕方を経験することが出来てイベントに感謝している。しかし、何しろテーマが重くて打ちのめされた。『奇妙な果実』などは読むのも聴くのも辛かった。

2016/06/12

[momogaga]

図書館本。この本は、歌詞を味わう大切さを教えてくれました。何度も聴いたことがある「奇妙な果実」に黒人の悲劇が綴られていたとは。ジョン・レノンの「労働者階級の英雄」はじっくりと歌詞の意味を味わいたいと思います。

2018/11/25

[アナクマ]

ありがたい時代で、聴きたい曲はたいてい手の中に呼び出せる。知らない曲ばかりでしたが、和訳と文化背景解説を読みながら味わうことができました。◉「Black Blown And White Blues」や「Sam Stone」。いつもの日常を淡々とうたってそれが確固たる主張に、ドラマになっている、そんな音楽が気に入りました。当事者にとっては切実な事情があるわけですが、ことさらに荒々しくない語り口、そこが胸をうちます。

2019/08/25

[Koning]

社会的な問題に向かった歌詞を紹介した本。バラカンらしく英語のカタカナ翻字への文句があったり、そっちの方面でもお役立ちな気がする。時代的にベトナムのネタが多いけど、今の状況でもそんなに変わらないからねぇ。

2019/06/30

[酩酊石打刑]

ピーター・バラカンには「ポッパーズMTV」の頃から、いろんな音楽を教えてもらった。一時期あまり接することがなくなったのだが、interFM「BARAKAN BEAT」でまた彼の影響下に入ってしまった。キング・サニー・アデ、リントン・クウェ・ジョンソン、フジロックの名前は忘れたがアフリカのアーティストの会場でお見かけしたこともある。そんな彼の著書、楽しく無かろうはずがない。ノーチェックのアーティストが4組ほどあった。歌詞の現地での意味合いの細かいニュアンスが伝わってくる解説など楽しい読書だった。

2016/11/30