知のトレッキング叢書<br> オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか

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知のトレッキング叢書
オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673029
  • NDC分類 468
  • Cコード C0040

出版社内容情報

生態系ピラミッドが教えてくれる、日本の未来。「サントリー天然水の森」プロジェクトリーダーが、日本の森林、農業、都市での土壌の大切さを説く。

内容説明

生態系ピラミッドが教えてくれる日本の未来。サントリー「天然水の森」プロジェクトリーダーが日本の森林、農業、都市での土壌の大切さを説く。

目次

第1章 生き物の世界は必ずピラミッド型になる(ノアの箱舟;ピラミッドの底辺には、土壌がある ほか)
第2章 ピラミッドの基盤である「土壌」に、もう一度注目しよう(過去の文明は、土壌の豊かさを利用して勃興し、土壌を略奪し尽くして滅亡した;緑の革命の功罪 ほか)
第3章 いま、日本の森の土壌は、どうなっているのか(森は水の故郷;日本の森は、意外にあぶない ほか)
第4章 身近な環境に、生物多様性を取り戻すために(生物多様性の本当の意味とは;クイズ。人類を利用して増えた動植物がいる。さて、なんだろう? ほか)

著者等紹介

山田健[ヤマダタケシ]
1955年、神奈川県生まれ。78年、東京大学卒業。同年、サントリー株式会社(現・サントリーホールディングス株式会社)に入社。現在、エコ戦略部チーフスペシャリスト兼水科学研究所主席研究員として、「天然水の森」の企画・研究・整備活動を推進している。九州大学客員教授、(公)日本鳥類保護連盟理事、(公)山階鳥類研究所理事、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

24
土壌ー植物ー雑食動物ー肉食動物という生態系ピラミッドの絶妙なバランスを生かした世界を提案している著者。表題の意味は、オオカミがいなくなれば鹿が増えて植物を根こそぎ食べてしまいウサギが食べるものが無くなってしまうという(現代日本の状況)意味。雑草は根こそぎ取らないで根を残すことで土壌の微生物や栄養分などを保全した方が良いそうです。生態系ピラミッドでは必ず上位に行くほど生息数は少なくなるけど、人類だけはとんでもない例外。そんな人類の人口減少を是とし、従来のシステムの見直しを提案されている所は一考に値です。2020/02/17

spatz

6
図書館の新刊の棚にあったのをなんとなく手に取ったのだが、これが読みやすく示唆に富む本だった。生態ピラミッドがいかに破壊されてきたか、命を育むのに一番大切なものは土壌であること。著者はサントリーで、「天然水の森」プロジェクトを立ち上げた人で、各地で森の再生や新しい農業の試みを行っている。目先の成果が得られる化学物質に頼ったあげくの現在の土壌の危機的な状況、など、非常にわかりやすく語られている。みなに読んでほしい本。2015/10/09

5
進歩社会から持続可能社会へ。“土壌”回帰を説いた本書の主張は、概ね納得のできるものであった(東京解体説とか以外)。前半の大資本アグリビジネスによる世界への悪影響を解説した辺りは、諸々いろんな本で言及されているので新鮮味はなかったが、後半の有機農法への回帰可能性を触れた辺りは特によかった。最大の不満は、著者の諧謔精神なのか韜晦趣味なのか、ところどころに入ってくる(笑)などの茶化し方。真面目に読んでいるのにこういうのが入るとイラっとする。酒飲みながら話聞いてるわけじゃないのですよ。TPOを考えてくださいね。2018/05/12

のぶ

5
この本、今年のイチオシです。この問いかけ型の書名を見て、あれ?捕食者がいないと小動物は栄える筈では?と疑問を持って、読んでみたのですが、このあたり絶妙な書名でしたね。その問いかけの答えは最初の30ページで明かされてます。単純といえば単純な謎解きでした。ミステリーならそこで終わるのですが本書はそこからです。シンクグローバリー(生態学入門的な話)からアクトローカリー(実践)の話にだんだん広がってきます。目ウロコ的な話が満載でした。本書の内容を半分しか語ってないという点では問題ありの書名だったのかも知れません。2015/08/25

Hiroki Nishizumi

3
ピラミッド型生態系や生物多様性などについて興味深く読めた。ただ提案している解決策は無邪気で、いささか空回りしている感が否めない。それでも前向きに考えることは素敵だ。2018/05/08

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