内容説明
2015年に日本日中関係学会が募集した第4回宮本賞(日中学生懸賞論文)で、最優秀賞などを受賞した12本の論文を全文掲載。若者が考える「日中の未来」シリーズの第二弾でもある。
目次
最優秀賞(日中経済交流の次世代構想―華人・華僑の新しい日本展開をめぐって)
優秀賞(日中映画交流の歴史と意義―高倉健の事例を中心に;日本企業は中国リスクをどう捉えるか―中国労働者の権利意識に関するアンケート調査からの示唆;在中日系企業の中間管理者の確保に関する一考察;陸軍中将遠藤三郎の「非戦平和」思想と日中友好活動;中国清朝末期における福沢諭吉認識への一考察;中国在住の日本人ビジネスパーソンらの異文化社会適応のアスペクト―Swidlerの「道具箱としての文化」の理論を援用した考察;日中韓三国の排出権取引制度のリンクについて)
佳作(日中企業の評価制度比較と企業経営への影響;戦後国民党対日賠償放棄の出発点についての研究―蒋介石「以徳報怨」の方針と賠償請求権の放棄をめぐって;21世紀初頭における日本経済界の対中認識について;中国人の爆買いをめぐる一考察;中日関係における国家中心主義及びその衝撃)
著者等紹介
宮本雄二[ミヤモトユウジ]
1969年京都大学法学部卒業後、外務省入省。以降3度にわたりアジア局中国課に籍を置くとともに、北京の在中華人民共和国日本国大使館駐在は3回を数える。90年から91年には中国課長を、2006年から10年まで特命全権大使を務める。このほか、85年から87年には軍縮課長、94年にはアトランタ総領事、01年には軍備管理・科学審議官、02年には駐ミャンマー特命全権大使、04年には沖縄担当大使を歴任。現在は宮本アジア研究所代表、日中友好会館副会長、日本日中関係学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。