内容説明
世の中が悪くなったのは、物質にばかり眼が走って、お金ばかりほしがる生活態度が増えつづけたせいだと思います。お金さえあれば、何でも手にはいると思いはじめたのが、まちがいの始まりです。一つボタンをかけちがったら、どのボタンもまちがってはめられます。思いきって、最初のボタンから、かけ直しをしなければ、私たちのゆがんだ服は直りません。目に見える物質やお金より、目に見えない大切なものに心の目を向けるべきです。目に見えない大切なものとは、心です。神です。仏です。宇宙の生命、エネルギーです。長い年月にわたって、私たちの祖先が心のよりどころとしてきて、日本人のバックボーンになっていた仏教を、もう一度ふりかえってみるときがせまっていると思います。希望を失い、学校嫌いになり、友だちさえもほしがらなくなった今の若い人たちに、何とかして、宗教や仏教になじんでほしいと思うようになりました。それもさしせまった問題で、今すぐ、そうしてほしいと思うのです。そのため、出来るだけ、わかりやすい、読んで、見て、楽しい仏教入門書はないものかと思い、いっそ私が書いてみようと思いました。
目次
ようこそ『仏教塾』へ!
第1章 愛―人はなぜ悩むのか
第2章 人間・釈迦の生涯
第3章 生き方を変える「四つの真理」
第4章 彼岸への細い道
第5章 祈る心、信じる心
第6章 なぜ、人は巡礼をするのか
第7章 空の世界―般若心経入門
第8章 「死後の世界」の大研究
終章 天台寺より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプーン
1
仏教の大まかな指南書。般若心経の章は難解だった。写経見本・読経CDが付いてるのは嬉しいが。青空法話の章が一番好きです。2010/09/03
ponde*
0
王道は知っといて吉。2014/05/22
すぐる
0
◎:仏教のとても良い入門書。とても勉強になる2014/01/03
おとなふみちゃん
0
1:7章の般若心教の教えについて説かれているところのみさっと読み。CDつき。子供の暗証の1つにしようかと思ったが、CDの音を3人の子供が皆怖がってしまった。斎藤孝氏の「声に出して読みたい日本語」のNO1のCDでも借りることとしよう。暗唱する時、どこで息継ぎをしたらいいかが、この章を見て参考にするとしよう。年をとってすることがなくなったらゆっくり読むかな。今は、これをゆっくり読む暇はなし。2009/11/11
sige***
0
仏教入門に最適。簡単な言葉で説明してくれてるのでわかりやすい。挿絵はちびまるこちゃん。2007/10/02
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