内容説明
人類が“宇宙種旅”へと飛躍した遠い未来―人類の歴史や文化の全てを記録した資料館でホモ・サピエンスの進化を目の当たりにしたテラニア大学の学生ネッドは、恋人ヘレンと共に、人類の次なる進化へと思いを馳せる。あらゆる環境に適応し、解き放たれた人類―機械人間。生体とマシンの完璧なる融合こそが高次の人類として、銀河を超え、宇宙の深遠へと到達する理想の姿ではないのだろうか…。『宇宙と人類』『大宇宙と人類』に続く、マモル・富田のSF大作第三弾。進化の果てに、人類は大いなる一歩を踏み出す。
著者等紹介
マモル・富田[マモルトミタ]
1937年1月20日生まれ、神奈川県在住。長年、大学で人類学の研究と教育に従事。いっぽう小学生のとき以来、熱心にSFを愛好し、03年にはSF小説『宇宙と人類』(新風舎文庫)で作家としてもデビューを果たす。現在日本人類学会に所属し、大学講師として教鞭をとる
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