内容説明
複雑系の科学は、これまでの科学を根本から変革し、私たちのものの見方や社会のあり方まで転換を促すことになると言われる割には、私たちの周りには簡単な紹介本か、さもなければ専門書しか見当たらないのが実状である。いわゆる中間層が欠けているように思われる。このギャップを埋めようというのが本書の目的である。
目次
第1章 複雑系
第2章 カオス
第3章 フラクタル
第4章 自己組織化
第5章 セルオートマトンと“カオスの縁”
第6章 パーコレーション
第7章 究極の複雑系“人工生命”
第8章 複雑系を総括する“創発”
著者等紹介
石田太郎[イシダタロウ]
本名、石田真之助。1938年、大分県中津市出身。茨城県日立市在住、技術系サラリーマン出身の新進気鋭作家。大分県立中津南高校、九州大学大学院(修士、電気工学科)卒業後、株式会社日立製作所勤務を経て、科学技術・人間・宇宙等をテーマとした著作活動を展開している
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