作家の原稿料

浅井 清/市古 夏生【監修】/作家の原稿料刊行会【編著】

八木書店（2015/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 449p／高さ 22cm
• 商品コード 9784840697606
• NDC分類 021.3
• Cコード C0095

内容説明

近世から現代まで作家の収入はどのように変遷したのか？日記・書簡を中心に各種文献資料から作家の報酬に関する記述を博捜。関連することがらを簡略にまとめた読める年表！

目次

論考篇（活字文化の誕生と原稿料；戯作と報酬；職業としての“書くこと”―樋口一葉の場合；大正期における岩野泡鳴の原稿料；“婦人記者”の仕事と賃金；三上於菟吉「原稿贋札説」の虚実；「文章を売ること」―昭和十年代、中野重治の原稿料）
年表篇（近世；明治；大正；昭和戦前；昭和戦後）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りんか]

日本の近世から昭和４０年代後半までの作家の報酬額について、文献資料に基づいてまとめ論考を加えた一冊。明治期に女性作家が現れた当初、報酬に性差が無かったことと共に「女性」作家であることが売りとなっていた面もあるなど面白い。全体の大半を占める年表、作家名や作品名による年表索引も有り、資料として興味深い。

2015/07/09