内容説明
三歳のちっちゃな男の子溥儀は、しわだらけの老婆(西太后)の一声で、大帝国清朝(現・中国)の皇帝に即位!自分達の損得で動く大人に翻弄され、皇帝から、戦争犯罪人になりさがってしまう。「清朝の宣統帝」という看板を背負った男の、贅と汚名にまみれた生涯とは。
目次
第1章 紫禁城編(大混乱・泣き虫皇帝即位;残る母ほど意味がない ほか)
第2章 天津編(赤い門は開かれた;紫禁城よ、また会おう ほか)
第3章 満洲国編(日本人にナメられた!?;石原の憂鬱 ほか)
第4章 戦犯管理所編(平行線;死の駅 ほか)
第5章 北京・市民皇帝編(溥儀、世話をする人になる;どうなる家族の再会 ほか)
著者等紹介
上野香奈[ウエノカナ]
1978年広島県に生まれる。2000年安田女子大学文学部児童教育学科卒業。高校在学中より現代史に関心を持つ。現在主にネットにて活躍中。『ラストエンペラーでございます』でエンターテインメント評伝作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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