内容説明
「はらわたがえぐられる」ようなミサイルの轟音が脳内によみがえり目が覚める。プリムローズが被弾したのは、１９８４年７月のこと。甲板上にはミサイルから剥がれ落ちたプレートが残っていた。憶測で物事を言うのは慎むべきである。しかし…もしあのプレートを公表していたら、レーガンの再選はあったのだろうか？海上生活３１年５ヶ月。その航跡は著者自身の人生の航跡でもあった。戦中戦後の激動の中で海運の世界に飛び込み、イランイラク戦争中は船長として「プリムローズ」に搭乗。大海を駆け巡る“海の男”の実体験記。
目次
第１章 海軍から海運界へ
第２章 航海士時代
第３章 船長への道
第４章 プリムローズ
終章 追想・北上川
著者等紹介
小野正治郎［オノショウジロウ］
１９５４年海技専門学院（現海技大学）甲種二等航海士科卒業。ジャパンライン株式会社（現：株式会社商船三井）にて航海士。１０年６ヵ月間に外国航路就航船の船長として、１５隻の船に乗船
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