内容説明
現代社会は人間不信に陥っている。この状況のもとに、今後の社会を支えていく人間はどうあるべきかを、長年のカウンセリングの体験や福祉実習訪問、また福祉先覚者の施設等の訪問を通して人間の本性とは何かを考える。
目次
第1章 福祉における人間への問い―人間への問いの必要性
第2章 人生の生きがいと長寿高齢者の生きがい―生きがいへの問い
第3章 社会福祉の発展と福祉改革の動向―福祉社会の形成に向けて
第4章 福祉援助と人間の霊性―人間であることの特徴
第5章 福祉援助活動としてのソーシャルワークとカウンセリング―人間援助活動における専門性の必要
第6章 社会福祉における世代的課題と生涯学習―二一世紀を支えるために
第7章 老いることと老いを生きる心―人生の深さを生きる高齢期
著者等紹介
安藤順一[アンドウジュンイチ]
1928年、岐阜県岐阜市に生まれる。現在も同在住。最終学歴・名古屋大学大学院文学研究科修士課程。「東洋哲学」専攻、「インド哲学」専門修了。岐阜県教育センター相談部専門研修主事(カウンセラー)を経て、名古屋女子大学児童学科教授、同朋大学社会福祉学部教授の後、退職。教育センター相談部では、不登校、引きこもり、などの小・中・高校生、親からの相談に応じ、自閉症児の集団療育にも従事。大学では学生相談に応じる。短歌結社「まひる野」会員(窪田章一郎選「毎日歌壇賞」受賞1976年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。