内容説明
妻・智子が失踪した。言い残した、実家に伝わる祝歌の一節と思われる「いぬが燃える！」という謎の言葉と九州・岩戸山古墳で見かけたとの情報を手掛かりに、西村は古代史に詳しい谷口と九州に飛ぶ。祝歌の解読に没頭する二人の前に現れた不思議な老人、尾行する車…。事件は意外な結末へと向かう…。
著者等紹介
小川隆平［オガワリュウヘイ］
昭和１５年（１９４０年）９月、朝鮮慶尚北道で生まれる。２０年引き上げ。大分県立日田高校を経て、３８年国立山口大学工学部電気工学科を卒業。その後東京にて、電子関係の会社・コンサルタント団体・損害保険関係の会社等に勤める。５５年（１９８０年）頃より趣味として能楽および小説創りを始める。平成９年（１９９７年）日田市にＵターンし現在に至る。現在、能楽師（観世流師範）。日田考古学同好会会員
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