大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋

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大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797395426
  • NDC分類 141.94
  • Cコード C0095

出版社内容情報

とても敏感な気質だから人生が豊かになる!傷つきやすさは思春期だけだと思っていた…
なのに大人になってもこんなにも傷つきやすいのはなぜ?――

ちょっとした他人の言葉に傷ついてしまったり、
ちょっとしたことにすぐにびっくりしてしまったり、
すぐにパニックに陥ってしまったり、
クヨクヨと悩んで抜け出せなかったり、
……自分が、敏感すぎる、繊細すぎると思うことはありませんか?

それは弱いからでも、根性が足りないからでもありません。
生まれつきとても敏感な「HSP気質」かもしれないのです。

HSPはアスペルガー症候群やADHDなどのように今注目されつつあります。
大人になっても、傷つきやすいのは恥ずかしいという人も、気質のせいかもしれないと思うと心がラクになるもの。
事実、HSP気質の人は、5人に1人もの割合でいると言われています。

HSP気質の人は、傷つきやすい、敏感すぎる反面、豊かな想像力や内面世界を持っているのが特徴です。
その気質に気づき、うまく付き合えば、もっと楽しくのびのびと生きていくことができるのです。

本書は、「HSP気質」の人が自分の性質を生かし、
のびのびと生活していくための実践的な習慣や考え方を、
処方箋としてわかりやすく読みやすく紹介する一冊です。

ありのままの自分でもっと豊かな人生を歩んでいきませんか?
本書がそのきっかけとなるはずです。

1章 HSPかもしれない

あなたはもしかしたらHSPかもしれない
5人に1人いるとても敏感な気質
HSPの敏感さを特徴づける「4つの性質」
体験談:HSPはどのように傷つくのか――その1
体験談:HSPはどのように傷つくのか――その2
大人になっても「傷つきやすさ」を直せない
他人に気を遣いすぎて苦しくなる
とても怖がりで、まわりからあきれられている
完璧主義者で、がんばり屋さん? ホントは小心なだけ
神経質な自分を隠すには、「道化師の仮面」がいちばん
空想の世界のほうがリアルに感じられる
自分を責めないことが、敏感な自分を輝かせる第1歩
HSP診断のためのチェックリスト

2章 HSPとはなにか?

・敏感で傷つきやすいのは、すばらしい特性があるから
感覚の敏感さは、高度な情報処理能力の表れ
些細な刺激に反応するため、小さな変化にも気づく
直観力にすぐれ、ひらめきがある
共感覚、マインズ・アイ…特殊な感覚をもったHSPたち
相手の喜怒哀楽をまるで自分のことのように感じられる
物事の本質をとらえることができる
SPの7割が内向型人間
不安が強くて、とても疲れやすい
化学物質や電磁波にも敏感に反応する
HSPの「三大苦手」は、マルチタスク、突然の変更、時間制限
はじめての人、はじめての場所が大の苦手
「境界線」が薄く、他人の影響を受けやすい
HSPの30%は「HSS型のHSP」
・生まれもった気質である敏感さを脳と神経から考えてみる
HSPは脳のネットワークにも特徴がある
不安が強いのは、扁桃体の働きが活発なためだった
共感の回路と同調の回路の働きが共感力を生む
ドーパミンとセロトニンの神経系が乱れやすい
神経の高ぶりは、ノルアドレナリンの神経系による過覚醒の状態
自律神経とHSPとの関係
・なぜこんなに傷つきやすいのか、生きづらいのか
愛着障害を起こしやすい
愛着障害があると、「いい子」を演じるようになる
自己喪失や共依存におちいりやすい
不足すると、過敏になる除神経性過敏
HSPは危険をいち早く察知する「炭鉱のカナリア」
HSPだからできる心地いい気づかい
敏感な遺伝子のスイッチは環境によってONになる

3章 敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋

1 マイペースを守る――疲れやすいHSPだから、がんばりすぎは禁物
2 マイスペースをつくる――ストレスから逃れられる安心・安全の場所を確保する
3 化学物質・電磁波を遠ざけてみる――化学物質過敏症、電磁波過敏症かもしれない
4 感情・感覚に目を向ける――心がザワつくときは「自分はいまどう思うか」に注目する
5 ボーッとしない(動いてみる)――受動的にならない。能動的になったほうが疲れない
6 嫌なら断る――相手が傷つくかもしれない、と相手を優先しない
7 プラスの言葉を使う――自分のなかにプラスの思考を植え込む
8 誰かに話を聞いてもらう――心が苦しいときは、黙って聞いてくれる人を頼りにする
9 友だちは1人いればいいと考える――友だちの少ない自分を責めない。心から信頼できる真の友人がいればいい
10 境界線を強化する――しっかりとした境界線を築き、自分自身を守りきる
11 城壁をつくる――見られていると緊張するHSP。デスクにモノを並べて架空の城壁を
12 優先順位をつける――一度にいくつも頼まれたら、優先順位の高いものから1つずつ仕上げる
13 ときには弱さを見せてみる――「できません」と弱さを情報公開することが強さにつながる
14 イメージの安全基地をつくる――イメージの安全基地でも不安はやわらげられる
15 HSPであることを打ち明けてみる――大切な相手だからこそ伝えて深い関係を築く
16 強気という武器を手に入れる――怖がらない、逃げない「強気の自分」をつくる
17 本音で生きる――誰のものでもない自分自身の人生を生きていく
18 HSPとして生きる覚悟を決める――いま、ここの自分でいい。あるがままを認めて、受け入れる
19 HSPが輝く生き方を選ぶ――クリエイター、研究者、専門家…HSPが武器となる仕事を

4章 どうしてもつらいときの応急処置

「体」と「いま」に神経を集中させると不安が消えていく
ブレインジム――不安を解消する
3分間のプチ瞑想――心を整える
ライオンの吐き出し――マイナス感情を吐き出す
タッピング――感情を落ち着かせる

長沼 睦雄[ナガヌマ ムツオ]
著・文・その他

内容説明

ちょっとしたひと言に傷ついたり、些細なことが気になったり、…自分は敏感すぎる、繊細すぎると思うことはありませんか?それはあなたが、HSP(敏感な気質)だからかもしれません。HSPの人は、傷つきやすく敏感すぎる反面、豊かな感受性や内面世界をもっているのが特徴です。その気質に気づき、うまく付き合えば、もっと楽しくのびのびと生きていくことができるのです。本書は、HSPの人が自分らしく生きていくための実践的な習慣や考え方を、処方箋としてわかりやすく紹介する一冊です。ありのままの自分でもっと豊かな人生を歩んでいきませんか?

目次

1章 HSP(敏感な気質)かもしれない(あなたはもしかしたらHSPかもしれない;5人に1人いるとても敏感な気質 ほか)
2章 HSP(敏感な気質)とはなにか?(敏感で傷つきやすいのは、すばらしい特性があるから;生まれもった気質である敏感さを脳と神経から考えてみる ほか)
3章 敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋(マイペースを守る―疲れやすいHSPだから、がんばりすぎは禁物;マイスペースをつくる―ストレスから逃れられる安心・安全の場所を確保する ほか)
4章 どうしてもつらいときの応急処置(ブレインジム―不安を解消する;3分間のプチ瞑想―心を整える ほか)

著者等紹介

長沼睦雄[ナガヌマムツオ]
十勝むつみのクリニック院長。精神科医。日本では数少ないHSPの臨床医。平成12年よりHSPに注目し研究。北海道大学医学部卒業。脳外科研修を経て神経内科を専攻し、日本神経学会認定医の資格を取得。北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了後、障害児医療分野に転向。道立子ども総合医療・療育センターにて14年間小児精神科医として勤務。平成20年より道立緑ヶ丘病院精神科に勤務し、小児と成人の診療を行う。平成28年9月にクリニックを開業し、HSP、発達障害、発達性トラウマ、愛着障害などの診断治療に専念し、脳と心(魂)と体の総合的医療を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。