SB新書<br> 寿命の9割は「尿」で決まる

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SB新書
寿命の9割は「尿」で決まる

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797390919
  • NDC分類 494.95
  • Cコード C0247

出版社内容情報

たかが「おしっこ」と侮ってはいけない!おしっこの回数が多い人は、回数の少ない人に比べて死亡率が2倍になる!
そんな衝撃の事実が研究により明らかになりました。
けれども、頻尿を体質や年のせいにせず、いくつになっても気持ちよく排尿することで、病気は防げるし、長生きもできるのです。

ちなみに、過活動膀胱(いわゆる頻尿・尿漏れ)の症状で悩んでいる人は、全国で800万人以上。40歳以上の8人の1人が、頻尿に悩まされているといいます。
男性なら細くて終わりのわからないおしっこにうんざりしたり、女性なら尿漏れに悩まされたり。
本来、排尿という行為は、人間にとってとても気持ち良いもの。
1日7?8回(健康な人の平均回)の排尿が、楽しくない排尿であるのは、人生においても大きなマイナスです。

中高年に限らず、若い人でもストレスを抱えていると、尿の回数が増えますし、逆に汗もかかず、トイレに行く回数が極端に少ない人もいます。
日常生活に支障がないからと放っておきがちですが、果たして体にとってはどうなのでしょうか?
たかが「おしっこ」と侮るなかれ。「そうは言っても、年齢のせいで病気ではないんでしょ?」と思われる方が多いと思いますが、実は重大な病気のサインでもあるのです。

本書は、おしっこと病気の危険性や寿命との関係性を示しながら、尿からわかる体と心の状態や寿命、気持ちよい排尿のための体づくり、食べ方、温め方、鍛え方、尿から考えるアンチエイジングなど、奥深いおしっこのメカニズムを解き明かす1冊。
当たり前すぎて、普段見過ごしがちな「おしっこ」を切り口にした健康実用書です。

プロローグ 「おしっこ」の回数と寿命には関係があった!

1章 健康のバロメーター「健康なおしっこ」とは?

●象も犬も人間も、「健康なおしっこは21秒間」
・イグノーベル賞受賞の愉快な研究
・「おしっこは約21秒間」が、生存の条件?
・人間にとっては、健康度を測る重要なバロメーター
●スッキリ出し切る「快尿」の条件とは?
・膀胱の「開け閉め」は自律神経の働き
・「十分に溜める」「スッキリ出し切る」が快尿の条件
●加齢と「おしっこの悩み」は切っても切れない
・年をとると、「溜める」「出し切る」がうまくいかなくなる
・「緊張するとトイレに行きたくなる」のは、なぜ?
・高齢になるほどストレスは強くなる?
●何が「おしっこの臭い」の正体か
・ひとことでいえば、「アンモニア臭」

【コラム】アジア人は欧米人よりトイレが近い?


2章 加齢だけが原因ではない「おしっこの不調」

●1日の「おしっこの回数」、どれくらいですか?
・頻尿と夜間頻尿、より深刻なのはどっち?
・「夜間頻尿かも……?」と思ったら
・「出にくい」「残っている感じがする」のはなぜ?
●急に強い尿意が起こる「過活動膀胱」
・「トイレの心配」が人生の楽しみを損ねている
・過活動膀胱の原因、一番は「膀胱の血流低下」
●膀胱が「硬くなる」2つの理由
・血管の「サビ」が頻尿を引き起こす
・排尿と「男性ホルモン」の意外な関係
●太っている人は、トイレが近い
・なぜ、「食べ過ぎ」が頻尿を助長するのか
・まだある、「肥満が頻尿を招く」理由
・高齢者になると、むしろ「やせているほうが頻尿」?
●小さいけれど大きな悩み「漏れてしまうことがある」
・「尿失禁」の種類は3つ
・一人で悩まず、病院へ
●男性の尿トラブル、ほとんどは「前立腺肥大症」が原因
・クルミくらいの前立腺が、タマゴやミカンほどの大きさに
・進行すると、「尿が溜まっても出せない」事態に
・前立腺肥大症はなぜ起こる? どんな人がなりやすい?
・前立腺肥大症になると、尿路結石ができやすい
・飲酒や風邪薬に要注意
・どんな治療ができるか
●「気がついたらズボンにシミが!」の意外な理由
・原因は、「男性用便器の形」と「姿勢」の変化かも
・トイレの後で「チョイ漏れ」しないコツ
●「大人のおねしょ」は、なぜ起こる?
・たいていはストレスが原因
・病気、深酒でおねしょが起こることも
・布団や下着が湿る程度なら、前立腺肥大症か過活動膀胱
●トイレが「遠く」なるのも危険!「低活動膀胱」
・膀胱が伸びきり、「尿意」の感覚が死んでしまう
・行き着く先は「慢性腎臓病」
●もっと社会活動を楽しむために――心強い尿漏れパッド・オムツ
・恥じるより、「使うことのメリット」を考えよう
・男性には「フンドシ」がおすすめ

【コラム】お酒が強い人は、尿トラブルが起きにくい?


3章 こんなサインに要注意!「おしっこでわかる病気」

●「夜、3回以上、おしっこで起きる人」は長生きできない?
・細胞の「サビ」と「コゲ」が万病のもと
・夜間頻用は、細胞のサビが進んでいるサイン
●尿には「体の情報」がいっぱい詰まっている
・健康診断でとられる「おしっこ」で何がわかる?
・「尿検査テープ」で、自宅でもぜひ尿の観察を
●おしっこで、こんなことが気になったら……
・尿の「色」――濃いおしっこは問題なし、血尿はすぐに病院へ
・尿の「泡立ち」――泡立ちが多く、しばらく消えないなら病院へ
・尿の「にごり」――感染症のサインかも
・尿の臭い――多くは「気のせい」、ほかの症状も見られたら病院へ
・排尿時の「痛み」――女性は膀胱炎、男性は尿道炎の可能性
・「排尿困難」「残尿感」――加齢でなければ、感染症と結石のサイン
●激痛が走ることもある「尿路結石」は、なぜできる?
・8割は「シュウ酸カルシウムの結晶」
・結石の除去法は「水分で流す」「溶かして流す」「砕いて流す」
●腎臓は、一度壊れたら根治できない臓器
・濾過機能が下がる「慢性腎障害」
・腎臓に行く血液が減る「急性腎障害」
●腎臓が悪い人は、「痛風」にもなりやすい
・なぜ、「痛風になると、おいしいものが食べられなくなる」のか?
・腎臓が尿酸を漉し取れなくなると、痛風になる
●入院治療が必要なこともある「腎盂腎炎」「前立腺炎」
・「急性腎盂腎炎」と「慢性腎盂腎炎」
・前立腺炎は、幅広い年齢層の男性に起こりうる
●おしっこにまつわる「がん」の話
・腎臓がんになる日本人が増えている
・肥満は、腎臓がんの一大リスク
・「塩」が腎臓に与えるダブルパンチ
・日照時間の短い地域では腎臓が

堀江 重郎[ホリエ シゲオ]
著・文・その他

内容説明

排尿という行為は、人間にとってとても気持ちのよいもの。楽しくない排尿は、人生において大きなマイナスだ。さらに近年、頻尿や逆にトイレに行く回数が極端に少ないのは、重大な病気のサインである可能性が高いということも明らかになってきた。本書は、おしっこと病気の危険性や寿命との関係性を示しながら、気持ちのよい排尿のための体づくりや尿から考えるアンチエイジングなど、奥深いおしっこのメカニズムを解き明かす。元気なおしっこで明るい未来を手に入れよう。

目次

図解 おしっこのつくられ方(腎臓は1日に150リットルもの血液を濾過している!;腎臓に備え付けられた「回転ドア」とは? ほか)
1章 そもそも「健康なおしっこ」とは?(象も犬も人間も、「健康なおしっこ」は21秒;スッキリ出し切る「快尿」の条件とは? ほか)
2章 どうなると「不調なおしっこ」?(1日の「おしっこの回数」、どれくらいですか?;急に強い尿意が起こる「過活動膀胱」とは? ほか)
3章 「おしっこでわかる病気」とは?(「夜、3回以上、おしっこで起きる人」は長生きできない?;尿には「からだの情報」がいっぱい詰まっている ほか)
4章 「尿活トレーニング」で100歳まで元気に生きる!(「尿活トレーニング」で尿トラブルを予防、軽減!;毎日、とり入れたい「快尿食」 ほか)

著者等紹介

堀江重郎[ホリエシゲオ]
泌尿器科医、医学博士。1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米の医師免許を取得し、米国で腎臓学の研鑽を積む。2003年帝京大学医学部主任教授、2012年より順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学主任教授。腎臓病・ロボット手術の世界的リーダーであり、科学的なアンチエイジングに詳しい。日本抗加齢医学会理事長、日本Men’s Health医学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字スキー

21
たまたま書店で目にして「イイ歳こいていつまでも嬉しそうにう○この話ばかりしてないで、たまにはちゃんとオシッコの勉強もしなくっちゃ!」と思ってタイトル買いしたにょ~。自分は頻尿ではないし、排尿時に痛みとか血尿とかも無いけど、歳相応のおっさんらしく若干キレが悪くなってきたような気が……て、誰が『おしっこちょっぴりもれたろう』やねん!とりあえず、結論から言うとすごく普通の内容だった。 2018/10/22

ネロ

10
加齢が気になる今日この頃、夜間のトイレも増えてきていたので実に興味深く読めました笑。体重3kg以上の全ての哺乳類は排尿時間が「約21秒」というのにまず驚く。痕跡(臭い)を極力残さず、それでいて排尿に時間をかけ過ぎない(襲われない)時間が21秒だったのではないかと。それ以上の時間がかかるようだと加齢や病気による筋肉・血管の衰えを疑った方が良い。排尿回数8回以上、夜間1回以上も。対策はやはりと言うべきか、食事、睡眠、運動、ストレス対策。本書を読んで早速ターメリック購入、プランクしばらくやめていたがやろう。2021/08/09

マカロニ マカロン

8
個人の感想です:B。「寿命の9割は〇で決まる」というタイトルの本がいくつか出ているが、これは「尿」。日中8回以上トイレに行く人は「頻尿」、夜中に1回以上排尿のために起きる症状は「夜間頻尿」、「夜間に3回以上オシッコで起きる人」は長生きできない、腎臓は1日に150リットルもの血液を濾過している。象も犬も人間も「健康なオシッコは21秒」。この本を読んで「ボーっとオシッコしてんじゃねえよ!」、ちゃんと色とか臭いとか時間とか気にしようと思った。2019/04/04

a43

6
健康なおしっこの出方があるらしい。そして、尿検査は血液検査のように色々わかるそうだ。喫煙者は膀胱がんになるリスクも高くなるそうだ。こういうのを読むと人間の体ってすごいなと本当に思う。しかし、「寿命の9割は腸で決まる」っていう本もあるのよね。そこで対抗しなくても。確か発売前は違う書名だったような……2018/12/30

無添

4
排尿時間は21秒。尿酸値が高い=腎臓で尿酸を濾せなかった。肛門を5秒間締めて緩めるを10回。2022/04/19

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