出版社内容情報
本書では、これからパケット解析を始める人を対象に、パケットキャプチャツールのデファクトスタンダード「Wireshark」の使い方や、実際に現場で見かけるパケットを理解するうえで必要な知識を、じっくり丁寧に解説します。
<本書の特長>
・オールカラーで見やすい!
・TCP、HTTP、IPsec、SSL/TLSなど現在のアプリケーションに欠かせないプロトコルについて他にないほど丁寧に詳しく解説!
・300点超の徹底図解でわかりやすい!
この一冊でネットワーク解析に自信がつく、新しいパケットキャプチャ解説書の決定版です!
内容説明
Wiresharkの実践的な使い方から、標準的なプロトコルの仕様と実例まで、10年使えるネットワーク解析の技術とプロトコルの基礎知識。
目次
1 パケットキャプチャの流れ
2 Wiresharkの使い方
3 レイヤー2プロトコル
4 レイヤー3プロトコル
5 レイヤー4プロトコル
6 アプリケーションプロトコル
著者等紹介
みやたひろし[ミヤタヒロシ]
大学と大学院で地球環境科学の分野を研究した後、某システムインテグレーターにシステムエンジニアとして入社。その後、某ネットワーク機器ベンダーのコンサルタントに転身。きはしまさひろ名義の著書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
9
想像/期待を大きく超えた良書。業務レベル相当のパケット解析について、図とWireshark画面例を用いながら、とても丁寧に解説してくれており、本業でやっていることの再確認、学び直しに最適でした。2019/01/05
ゆーき(仮)
5
ネットワークちょっとわかってきた頃に読むとものすごくおもしろいです。2022/06/01
なべ
4
データリンク層からアプリケーション層まで、各概念と仕様、データ構造、そして実際にキャプチャしたパケットまで、見やすい図解とともに、示してくれています。今まで読んだネットワークの本の中で、一番わかりやすかったです。と言っても内容は専門的です。例えば「マルチキャスト」のような用語はある程度知っている前提だと思います。ネットワークの世界はプロトコルの世界、約束ごとで成り立つ世界なんだな〜と再実感しつつ、理解を深められました。暗号化通信の解説もわかりやすかったですし、終章 DNS の動きは、おぉ!となりました。2025/02/24
take
3
ネットワーク通信の各種プロトコルについて、ヘッダーの構成に対する理解を深めたくで読んだ。実際にWiresharkで解析し生データを見た方が理解も進むと思い。読む前の印象ではWiresharkの操作に多くの紙幅が割かれていると予想したが、どちらかというとプロトコルの内容解説の方がメインだった。当初の機体とは違ったけれどプロトコルの理解や復讐につながった。おそらくWiresharkは操作の全体像だけ把握ができればよく、各プロトコルを理解がなしではWiresharkも使いこなせない、という筆者なりの配慮かと2024/03/17
miura
2
IPとTCPの解像度が高まったと思う。Wiresharkについてもだいぶ理解が進んだ。2025/04/27