出版社内容情報
日本の宗教に異変が起きている。
かつて隆盛を誇った新興宗教は、入信者を減らし、衰退の一途をたどっている。
著者は、毎年恒例のPL学園の花火が「地味に」なっていることから、日本の新興宗教の衰退を察知。
日本の新興宗教の衰退は、なにを意味するのか――。
本書は、世界と日本の宗教が衰退している現象を読み解きながら、
それを経済・資本主義とからめて宗教の未来を予測する。
共同体を解体しつくした資本主義は、宗教さえも解体し、どこへ行きつくか。
拠り所をなくした人はどうなっていくのか。
ポスト資本主義の社会を「宗教」から読み解く野心的な1冊。
1章 誰も神を信じない世界
2章
内容説明
創価学会でさえ信者激減!?天理教63万人減・立正佼成会324万人減。今、世界中で一体何が起きているのか―衝撃的な事実を緊急検証。
目次
序章 今、日本で宗教消滅の兆しが見られる
1章 宗教の未来を予見するための重要なセオリー
2章 ヨーロッパが直面する宗教の危機
3章 世界同時多発的に起きる「宗教消滅」
4章 なぜ、宗教が終焉に向かいつつあるのか
5章 宗教と「資本主義経済」の密接な関係
6章 急速に衰退する日本の宗教
7章 宗教なき日本、いかに生きるべきか?
終章 恐るべき未来―高度資本主義が、宗教と人類を滅ぼす日
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。宗教学者、文筆家、東京女子大学非常勤講師。東京大学大学院人文科学研究課博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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