内容説明
ブラジル・モダニズムを代表し、リオデジャネイロと縁の深い四人の詩人、マヌエル・バンデイラ、カルロス・ドゥルモン・ヂ・アンドラーヂ、ヴィニシウス・ヂ・モライス、セシーリア・メイレーリス、リオを愛し、リオとともに生きた四人の詩を読み解き、ブラジルやポルトガルの詩の核、“サウダーヂ=郷愁”の意味に迫る。
目次
序 リオデジャネイロに降る雪
第1章 魔法使いの国の掟―マヌエル・バンデイラと幼年時代
第2章 儚いものと永遠のもの―セシーリア・メイレーリスと過ぎ去る女
第3章 前夜祭の予感―ヴィニシウスとカーニヴァル
第4章 言葉と幽霊―マヌエル・バンデイラと憑依
第5章 見出されぬ時―ドゥルモンと無意志的記憶
第6章 人魚姫の叶わぬ恋―セシーリア・メイレーリスと沈黙
結 失われた幸福な結末を求めて