SB新書<br> だから医者は薬を飲まない

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SB新書
だから医者は薬を飲まない

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797384598
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C0277

出版社内容情報

患者には処方しながら自ら薬を飲まない理由

●薬は毒"薬で金儲けという以前の大問題!

「薬漬け医療」の裏側で、
患者には薬を出しても、
自分では飲まない医者の存在がある。

これは「薬は毒だから飲まない」
「どうせ医者は処方するだけ儲かるから」
といったことだけで語られがちである。

だが本当は、臨床・研究・教育を司る医学部、
検査基準を作る厚生労働省、
新薬を開発する製薬会社といった
薬漬け医療を生み出す現行の制度、
さらには患者に薬を出さねばという強迫観念といった
医者を取り巻く環境がそうさせているのだ。

一方で、医者は職業がら
患者や老人の死と向き合う機会が多いことから、
「薬を飲んでまで長生きしたくない」
「自分や家族には飲ませたくない」
と内心思っている
薬嫌いの医者も多いのも事実である。

本書は老人医療に関わり
多くの患者の実態を知る著者が、
医者の多くがあまり語りたがらない
「薬を飲まない本当の理由」から
日本の薬漬け医療の実態を明かすもの。

序 章 患者が知らない“薬大国ニッポン”の裏事情
第1章 患者には薬を出しても、自分じゃ飲まない医者の実態
第2章 本当は総合的な診療ができないニッポンの医者たち
第3章 “処方すれば儲かる”はウソ!「薬漬け」になる本当の理由
第4章 医学部と製薬会社が作った「正常値」神話の大罪
第5章 医者が教えない薬との上手な距離の置き方

【著者紹介】
1960年大阪府生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問。著書に『だから、これまでの健康・医学常識を疑え! 』(ワック)、『医者よ、老人を殺すな!』(KKロングセラーズ)、『老人性うつ』(PHP研究所)、『医学部の大罪』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『東大の大罪』(朝日新聞出版)など多数。

内容説明

「薬漬け医療」の裏側で、患者には薬を出しても、自分では飲まない医者の存在がある。これは「薬は毒だから」「処方するだけ儲かる」といったことだけで語られがちである。だが本当は、臨床・研究・教育を司る医学、検査基準を作る厚生労働省、新薬を開発する製薬会社などがそうさせているのだ。一方で、患者の死と向き合い、「薬を飲んでまで長生きしたくない」と思っている医者も多い。本書は医者が薬を飲まない本当の理由を探り、日本の医療の実態を明かすもの。

目次

序章 患者が知らない“薬大国ニッポン”の裏事情
第1章 患者には薬を出しても、自分じゃ飲まない医者の実態
第2章 本当は総合的な診療ができないニッポンの医者たち
第3章 “処方すれば儲かる”はウソ!「薬漬け」になる本当の理由
第4章 医学部と製薬会社が作った「正常値」神話の大罪
第5章 医者が教えない薬との上手な距離の置き方

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

13
【医者は長生きしたいと思わないから薬を飲まない。だけど、患者にはヨロヨロでも長生きさせたいから大量の薬を出す】というのが著者の主張。医薬分離でも薬が減らないので「薬で儲けるため」というのは違うと。では、なぜ薬を出すのか?①医学界の常識に盲目的に従っている。②偉い医学部教授の意向に従っている。③自己保身。④実質的に製薬会社から研究資金等が流れてきているので製薬会社のため…等など理由は複数あるそうです。医学界の基準(例:高血圧やコレステロール)なんて根拠もなく、正常値に意味があるのか?という批判も多めでした2022/02/22

よっしー

8
★3 医学会にはいろいろな問題があるのがよくわかった。2016/10/25

Humbaba

8
偉い医者だからと言って知識が豊富であるとは限らない。寧ろ、自分で動ける時間が短くなっているために偏った知識しか有していない可能性のほうが高い。誰が言ったのではなくてその内容が正しいのか、エビデンスはどうなっているのか、それらを調査することの方がよほど大切であるし間違いも起こらない。2016/07/21

レモンメロンパン

5
参考にはなったが、同じ内容の繰り返しが多く、後半は冗長だった。 先日読んだ和田秀樹氏の著書が面白かったので、この本を図書館で借りたのだが、これはあえて買って読み返したいというほどではなかった。 薬に関する裏事情を知りたい人には良いと思う。2022/09/20

わたなべ

5
言いたいことは概ね同意だが、所々に私怨が入っているのが非常に残念。医学界にも問題はあるのだろうが完璧な組織なんてないのだから。内容的には、正常値には異常に敏感になる必要はない。それと、一時的な薬なら副作用にもそこまで敏感になる必要はないのこと。2019/02/02

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