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SB文庫
永遠の始まり〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 583p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784797377446
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

『大聖堂』のケン・フォレット待望の最新作

激動の20世紀を舞台としたシリーズの最終巻となる本作では、第二次大戦後、1961年のベルリンの壁、アメリカ公民権運動などを軸に物語が展開する。家族と別れ、壁の向こうの自由を求める姉弟、差別と闘い続ける黒人青年、モスクワで地下活動を行う美人ジャーナリスト、そしてその家族と友人たちの人間ドラマが、史実と密接に関わりながら濃密に紡がれていく極上のエンタテインメント小説。

アメリカでは公民権運動がかつてない高まりを見せ、黒人の自由と平等のために全身全霊を捧げてきたジョージの夢がかなう日が近づいていた。しかしそれを目前にケネディ大統領が凶弾に倒れ、アメリカはふたたび混沌の渦中へ! 一方、モスクワでクーデターが勃発、ディムカが側近を務める第一書記が失脚し、体制が一転する。より良い社会を築くために苦闘してきたディムカは失意の日々に。そしてターニャは、友人で政治犯の囚人の手記を西側諸国で出版しようと密かに計略をめぐらせていた……。

【著者紹介】
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、同書はアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞した。1989年に発表した『大聖堂』は全世界で2000万部以上を売り上げ、18年後に刊行された続編『大聖堂―果てしなき世界』も大きな話題を呼んだ。壮大なスケールで激動の20世紀を描いた本書「百年三部作」は、フォレット畢生の大作として世界的ベストセラーとなった。

内容説明

アメリカでは公民権運動がかつてない高まりを見せ、黒人の自由と平等のために全身全霊を捧げてきたジョージの夢がかなう日が近づいていた。しかしそれを目前にケネディ大統領が凶弾に倒れ、アメリカはふたたび混沌の渦中へ!一方、モスクワでクーデターが勃発、ディムカが側近を務める第一書記が失脚し、体制が一転する。より良い社会を築くために苦闘してきたディムカは失意の日々に。そしてターニャは、友人で政治犯の囚人の手記を西側諸国で出版しようと密かに計略をめぐらせていた…。

著者等紹介

フォレット,ケン[フォレット,ケン] [Follett,Ken]
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、同書はアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞した。1989年に発表した『大聖堂』は全世界で2000万部以上を売り上げ、18年後に刊行された続編『大聖堂―果てしなき世界』も大きな話題を呼んだ。壮大なスケールで激動の20世紀を描いた「百年三部作」は、フォレット畢生の大作として世界的ベストセラーとなった

戸田裕之[トダヒロユキ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

127
公民権運動が高まる中ケネディ、キング、ロバートが次々と銃弾に倒れていく。III巻ではうまく煽動されれば殆どの人間が超法規的行為を犯す現実がベトナム戦争を筆頭に多角的に描かれている。自由恋愛も波乱のオンパレード、祖父母の対極へ着地したワリ、ベラの好フォローも虚しく自ら荷担したヒッピー思想で破局するデイヴの連鎖がほろ苦い。プロットバランスを散漫にしかねるロックンロールドラマの比率の高さはボウイなど著者の嗜好を感じさせる。クーデターへ向かうソ連編ではワシーリイにソルジェニーツィンの影を見る読者もいることだろう。2024/01/17

KAZOO

115
永遠の始まりの第3巻でいよいよこのシリーズの最後に近づいてきました。キング牧師やケネディ大統領の暗殺、またさらにケネディの弟の暗殺など様々な出来事の中で主人公たちの生活もそれなりに過ぎていきます。やはりアメリカでは様々な人間がいるということでニクソンなどを支持する人もいたりします。ソルジェニーツィンの手記の出版もあったりでさまざまな世界での出来事も挿入されています。2018/01/05

starbro

79
図書館のシステム変更に伴う休館で、Ⅱ巻を読んでから3か月弱間が開いてようやくⅢ巻が読めました。本巻は激動の1960年代後半、キング牧師の暗殺がクライマックスです。最終巻に向けて期待の持てる展開でした。作中の架空のバンド「プライム・ネリー」のデビュー作「ラヴ・イズ・イット」が聴けたら良いなぁ!トータルの感想は全巻読了後に。2016/05/12

のぶ

56
第3巻で描かれる時代は63~67年。この巻でも興味深い史実と、役人の生活に、若者の恋愛等が描かれる。泥沼化するベトナム戦争。凶弾に倒れるキング牧師に民主党大統領候補のボビー・ケネディ。ソ連のチェコ侵攻。この短い期間にこれだけの事件が起きていた事の驚きと、その上に描かれるフィクションの面白さであっという間に読了した。アメリカの広さと奥深さを痛感させられた一巻。ニクソン大統領誕生のところで第3巻は終わり。全体を通しての感想は最終巻で。2016/05/17

キムチ

48
地球儀におけるあの国かの国を思い浮かべながら読む楽しさ。子供の頃、TVでしか見ていなかったアメリカ、恐るべき保守の国。ケネディ暗殺、ボビーまでが!ジョンソンが登場し、ニクソンへ移って行く。物語の大半はフリーラブ。呼吸するかのようにセックスを日常的にする・・こんなものかと思いつつ日本との大きな違いを感じる。一方プラムネリー♪当時のrockを思い出しつつ、さしずめどんな音のグループかと想像するのも楽しい。ストーンズではないだろうけど、やはり若者は自分を何らかで昇華させつつ、訴えを掲げるのだろうか。2017/10/06

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