内容説明
初心者にも製図の要点が視覚的にわかるように、3D図面を多用し、実例を挙げて解説しています。製図には、JIS(日本工業規格)で規定された多くのルールが存在し、特殊な用語や記号も頻出します。そのため、一朝一夕に理解、上達するものではありませんが、楽しみながらコツコツと積み上げていけば、かならずスキルが身につきます。
目次
第1章 紙と鉛筆から始めよう(ものの成り立ちを描いた絵―図面と製図;製図とコンピュータ―CAD製図 ほか)
第2章 図面を描いて読むルール(図面はA判用紙に描く―製図用紙;製図用紙のデザイン―図面の様式 ほか)
第3章 工作方法と図面(思考から製作へ―設計と製図;軸状部品加工の基本―旋削 ほか)
第4章 標準的な部品を描くには(小さな重要部品―ピン;動力伝達の基本部品―キー ほか)
第5章 さあ図面に挑戦(小さな力もち―豆ジャッキ;豆ジャッキの製図例1―組立図と本体 ほか)
著者等紹介
小峯龍男[コミネタツオ]
1953年東京生まれ。1977年に東京電機大学工学部機械工学科を卒業し、現在は東京電機大学高等学校教諭。自動車いじりや絶版バイクのレストアを趣味とする。また、ロボット工作・電子工作教室を主宰し、年間延べ300名ほどの小中学生と工作を楽しんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏もち
6
基本から丁寧に解説されている。本書の構成・内容から、工程の全体像が把握しやすい。中学や高校の参考書のように、左頁に解説文と要点のまとめ、右頁に関連図等が載っているという形式で書かれている。問題文は少なめだが、代わりに実際に使われているような製図の例が多く取り上げられている。公差や溶接の項にとりわけ興味をひかれた。2017/12/17
Tomoko 英会話講師&翻訳者
5
製図のルールや記号の説明。小さい部品の説明もあるのが良い(ピン、キー、ネジ、歯車、軸受など)。はめあいp.74、幾何公差p.802017/01/16
みか
2
項目別なので読みやすくてよかったです。2018/07/06
totssan
0
本書は初心者向けに書かれた製図本の中でも、かなりわかりやすい部類。基準面の取り方から、主要な基本事項を丁寧に解説している。データムの中心が軸なのか面なのかの記載を一言添えると良いと思われる(慣れの問題だが、幾何公差の指定法で少々悩む例を良く見るので)。 続編で小規模装置、治具組立の設計図作成を事例としてトレースするようなチュートリアルがあるとさらに良いかも(寸法決めにはノウハウや色んな視点があるので一概に記述することは難しいかもしれないが)。2023/06/25
NAO
0
久々に製図のおさらいをしようと思い読みました。 色々思い出すこともあって良かったです。2019/01/13
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- 和書
- 風花、推してまいる!