内容説明
市民ランナーの多くは頑張りすぎだ。頑張れば走り切った後に“走快感”を得られるが、それだけで走力は向上しない。「いかにゆっくり走れるか」が走力向上のカギなのだ。頑張る練習は全走行距離の3分の1まで。それ以外は1km7分ペースより遅い“疲労抜きジョグ”で疲れを抜くことに徹する。「本当にこれで大丈夫なの?」と心配になるくらいシンプルな法則で、実際に続々とサブスリーを達成している。その法則と実践法を徹底的に伝授する。
目次
第1章 「疲労抜きジョグ」で地脚を強化
第2章 本当に速くなるには“頑張らない我慢”
第3章 サブスリー必達1か月メニュー
第4章 運動歴ゼロでも49歳でサブスリー
第5章 疲労抜きジョグを覚えてサブスリー
第6章 故障から1か月半後にサブスリー
第7章 1か月メニューでサブスリーに挑戦
終章 達人が教える故障の原因&セルフケア
著者等紹介
田中猛雄[タナカタケオ]
1957年生まれ。東京・江東区「Takeアスリート鍼灸院」院長。五輪メダリストにも施した治療と、自らの経験を元にした的確でわかりやすいトレーニングのアドバイスを求めて、多くの市民ランナーが足を運ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
67
何度も読み返している本。疲労抜きジョグの効果は正直疑問。これは強度の弱い他の運動でも代替可能だと思われる。まあランナーは走りたいからゆっくりでも走れれば良いんだけどね。あとポイント練習の強度はそれなりに高い。仕上げ一ヶ月の内容も甘くない。内容は薄いしシンプルだけど間違った事は言ってないと思う。★★★☆☆2018/10/21
Take@磨穿鉄靴
47
また手に取る。ここ最近の好調はこの疲労抜きがハマったからかもしれない。疲労抜きジョグはトレーニングではなくあくまで回復として捉える。そう考えてポイント練習以外は中途半端なジョグはほぼ全て疲労抜きジョグに置き換える。オフシーズンはもっと速いペースのジョグも必要だけどシーズン入って2週おきにレースが続く今の状況からするとこの疲労抜きジョグは走力を維持する生命線になりうる。何年か読み続けてたけどやっと真意を体感出来たかもしれない。★★★★☆2019/11/14
こばきよ
41
4月に1週おいてハーフと10㎞に出場したら、そのせいか、足の痛みが少し出てしまったので、だまされたと思ってという部分もあり、40歳を過ぎているので、故障はやっぱいやだなと思って(年齢関係ないか)。けど、読んでみて、少しやってみて、実はポイント練習のハードルが相当高い。インターバルや20㎞走での追い込みのレベルを上げる、そして、補強トレーニングを実行できるか。サブスリーなんて恐れ多くて目指すべくもないけど、末永く続けていくために、疲労を抜きながら、負荷も高められるように。けど、やはり続けることが第一。2014/06/07
Take@磨穿鉄靴
31
また読む。結局この本の中で今の自分に大切なのは疲労抜き云々ではなく具体的な「インターバル1000×7本をレスト2分で回す」この部分。もうしばらくはヤッソ800で走力回復を目指すけどタイムが頭打ちになったらメインのポイント練習をヤッソ800からインターバルに切り替える。来シーズンは何本かフルに出たい。出るからにはまたサブスリーしたい。とりあえずヤッソのアベレージ3:00は早く切っておきたい。★★★☆☆2023/02/10
Take@磨穿鉄靴
20
これはちょっとタイトルがまぎらわしいね。もう何度も読んでるけど久しぶりに読み返す。この本の本質はポイント練習。そのポイント練習をこなすためにそれ以外は疲労回復のジョグに当てろという内容。タイトルとは逆に超ポイント練習至上主義とも捉えられる。期分けはなくて最後の1ヶ月メニュー以外は1000×7本と10kmのペース走(マラソンペース)のポイント練習の反復。インターバルは3:45の5:30回しつまりレストは105secを7本。ペース走は4:15。良いラインだと思う。来シーズンの基礎構築の参考にする。★★★☆☆2025/02/04