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内容説明
「皆おはよう!やっぱり朝のランニング30キロは気持ちいいね!」年中ジャージ姿、総合格闘技もこなす運動神経、その爽やかなルックスから『彼氏にしたい女子No.1』と謳われる木崎湧(いや女子だから)。でも俺はある日見てしまう。ラブレターを片手に女子ブレザーで身を包んだ木崎の姿を。そして気づいてしまう。その表情があまりにも可憐で美しい乙女であることを―って!?「み、見ないでよ、タクのバカッ!!こ、こうなったら極めるしか!!」「やっぱ結局こうなるんかい!?」恋に目覚めた超漢前の天然美少女・木崎湧を、なぜかギャルゲオタクの俺が完全サポート!?爽やか青春&乙女育成系ラブコメディ。
著者等紹介
長物守[ナガモノマモル]
青森に生まれ育ち、現在も在住。第4回GA文庫大賞“奨励賞”でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
王蠱
9
友達の恋路を応援してたらいつの間にか・・・って流れの作品は数あれど、これはそれら類型作品の中でも断トツ。恋心なのか友情なのか、というある意味少女マンガ的王道展開なのだがキャラの個性が程良く突飛なのと周りとともに少しずつだが確実に変化していく主人公の気持ちの描写がしっかり書けていて感情移入しやすい。まさにラブコメ、そして青春小説といった読後感が最高に気持ちいい一冊。2012/05/27
空箱零士
6
★★★ 基本的に優等生なラブコメではある。ゴリラ系女子が恋する乙女に的な話とコンセプトも明瞭で、ラブコメイベントもちゃんとこなしている印象。だが、最後の種明かしも含め、メインの灘宮姉弟関係で消化不良が目立つ。イベントの描写と可愛さはもちろん、格闘技などへのフェティッシュも十二分に及第点だが、それらが「木崎くんが女子力を磨いて灘宮に告白する」的話に繋がりきれてない。つまりイベント自体はいいのだが、有機的なお話としてのまとまりが甘いのだ。要素で見れば決して悪くないが、全体で見ると粗が目立つ作品なのは否めない。2015/10/31
無銘
5
漢らしい少女の恋路を応援するラブコメ。木崎さんの変化が実に可愛らしく、オチは予定調和以外の何者でもないが清々しい気分になれる良いエンド。木崎さんが最初から美少女にしか見えないのでアレを男扱いとか不可能だろとか、助言があったとはいえ最後の勝負の結果はご都合主義すぎるだろとか、タクのキャラといい周辺人物の配置といい、どう見てもお前がギャルゲー主人公だろとか、ツッコミ所は多いが楽しめたのでよし。2012/10/02
Makos
5
木崎さんの変貌が突然だったり、乳量に本文と挿絵の齟齬があったりと、探せばつっこみ所は出てくるけれども幹となっているストーリーが一本しっかりと通っているので非常に好感触。主人公も優柔不断で鈍感で、などといったこともなく、またそのほか序盤を中心に登場人物全員がしっかりと描かれていた分、終盤の駆け足展開はやや残念。強引に単巻にまとめたといった事情があったのかな?2012/06/05
シュエパイ
4
叶えたいのは少女の想い、不器用でまっすぐな君の気持ち・・・っと。うん、これ、ポーンと読んでて思ったのだけれど、いっそ彼と彼の友情一直線で書いてた方が、より楽しかった気がしないでも・・・。2012/05/23