内容説明
江戸時代からはじまった日本の打ち上げ花火は、花火師たちのたゆまぬ努力により、さまざまな色や形、演出のバリエーションを広げてきました。本書では、打ち上げ花火の種類や大きさから地域ごとの特色や規定、そして最近の流行まで、日本の花火の魅力を幅広く紹介していきます。
目次
序章 日本の美しい花火
第1章 花火の大きさと種類(玉の大きさと重さ;玉の重さ ほか)
第2章 花火の基礎知識(花火の歴史;花火のよしあし(一般的な評価の方法) ほか)
第3章 花火のつくり方と打ち上げ方(花火のつくり方;花火の打ち上げ方 ほか)
第4章 花火大会の豆知識(花火大会の歴史;大会の数(年間に打ち上げられる花火の日数や地域別の数) ほか)
著者等紹介
冴木一馬[サエキカズマ]
山形県鶴岡市出身。花火師の資格をもつハナビスト。報道カメラマンを経て世界各地の花火を記録し、歴史や文化の研究を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
9
花火の豆知識など。写真と著者の花火への愛情が詰まっていて、幸せになる1冊。2015/09/08
kubottar
5
花火の作る工程が見ていて楽しい2011/08/28
西澤 隆
2
ラジオ番組にゲストで出ておられてすごく興味を持った。花火をあげる現場を撮りたくて、火薬を取り扱う現場に入るために花火師の資格を取ったくらいの花火を撮る写真撮り。デジタルでなくフイルムを使うのは「色が映えすぎるのがイヤだ」。そしてその理由は花火をつくる会社によっておなじ色でも風合いがちがうから。短い期間ちょちょっと撮ってる人はこんなこと思わないよなと、シロウト写真撮りとしてはとても頷いてしまうのだ。花火は火薬を爆発させるもの。だから花火が盛んな国は火薬を武器として厳しく統制しなくてよい国。日本でよかったなあ2020/11/21
中土居一輝
2
日本人にとってとても身近な花火について、やさしくでも詳しく書かれてます。これを読んでから花火大会に行くと、ひとあじちがった見方ができそう。2014/08/19
関東のカササギ
1
カメラマン出身の著者の豊富な写真は美しく、惚れ惚れとしました。内容も、製造から打ち上げ、大会運営まで広く扱ってます。条例で規制に差があるので、都道府県で出来る花火・出来ない花火があるのは目から鱗でした。ただ、そもそもなぜ花火は光るのかといったことや、歴史についてはもう少し掘り下げて欲しかったです。2020/10/12
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