内容説明
なぜ飛行中はエンジン推力を直接測れない?タービンブレードが「へ」の字なワケは?;離陸滑走中のエンジン故障にどう対処する?ジェットエンジンが担う仕事から、歴史、基本、システム、計器、運用まで、カラー図解で解説。
目次
第1章 ジェットエンジンの仕事
第2章 プロペラからジェットエンジンまで
第3章 ジェットエンジンとは
第4章 ジェットエンジンを動かすシステム
第5章 ジェットエンジンの計器
第6章 ジェットエンジンの離陸から着陸まで
著者等紹介
中村寛治[ナカムラカンジ]
航空解説者。神奈川県横浜市出身。早稲田大学卒。全日本空輸株式会社にて30数年間、ボーイング727、747の航空機関士として国内の主要都市、世界10カ国以上、20都市以上の路線に乗務。総飛行時間は14,807時間33分。現在は、エアラインでのフライト経験を生かし、実際に飛行機に乗務していた者から見た飛行機のしくみ、性能、運航などに関する解説や文筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
9
◆2013年刊。著者は元ANA勤務でボーイング727,747の航空機関士だった航空解説者。ジェットエンジンの仕組みについて、プロペラ(レシプロエンジン)との違いや、補機を含む各システム、計器などから詳しく説明。物理が苦手だった私には導入部分が一番キツかったのと、6章の離陸から着陸までの操縦のところはあまり興味が持てなかったが、吸入・圧縮・燃焼・排気のサイクルや、遠心式圧縮機と軸流式の違い、ターボファンエンジンのしくみなどはよくわかった。2021/02/14
Nobu A
8
中村寛治著書初読。13年刊行。ジェットエンジン関連書3冊目。本書が一番分かり易かった。理由は比較文体。自動車の原動機に対して航空機の発動機。エンジン故障時、車は直ぐに停車出来るが、飛行機は不可能。車に詳しくはないが、自動車教習所で一応エンジンの仕組みは習ったので具体的にイメージしやすかった。加えて筆者は航空機関士30年のキャリアを持つ。各項目潤沢な図柄の解説付き。飛行の原理は乱暴に言えば風船と一緒。得心。今後飛行機に乗るが楽しくなる。ただね読了後すっかりと言わずともかなり忘れている。まあそれは他も同じ。2025/02/26
風鈴
6
小説読むのに、疲れてますので、手に取りました。こうした科学系は感情移入しなくて済むので。2018/05/29
Sugh
4
ジェットエンジンの仕組みより操縦室がどうなっているか,どう操縦するかがメイン。補機類の説明も書かれていたのは面白かったけど,肝心のエンジンの説明はやや難しめ。2017/08/17
ヒコ。
4
前半はターボファンエンジンの仕組み、後半は飛行機におけるエンジンの運用が中心。安全に関してとにかく自動化するエアバス系、手動部分を多く残すボーイング系という違いがある。ターボシャフトエンジンやスクラムジェットの話はないです2013/07/09
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