出版社内容情報
【内容紹介】
コミュニケーションをよくするためには、まず相手の話をじっくり聞くことが大切。プロカウンセラーである著者が、そうした「聞くこと」の極意を語った前著『プロカウンセラーの聞く技術』(ISBN;4422112570)は、20万部を超えるベストセラーになった。本書は、そこからさらに発展して、プロカウンセラーが、相手の話を聞くときに、どのような点に注意して話を聞いたり発言したりしているのか、相手のしぐさや言葉、表現のし方や態度、話の内容など、コミュニケーションを円滑に進めるうえで注意すべき観察の極意を語る。
【詳細目次】
はじめに
1.屁理屈の陰に本心あり
2.否定の気持ちには肯定がある
3.こころは柔らかく柔らかく
4.「が」をはらず「でも」はコントロールして
5.「われわれ」「みんな」は、私の代名詞
6. 他人への悪口も身の内のこと
7.理屈と人情──「それで…」の使い方
8. 集団と個人
9. 夢は生きるエネルギー
10.夢と現実──「~したい」と「~する」の区別
11. 孤独と除け者に悪魔は迫る
12.依存性は甘い麻薬
13.楽しいお酒は依存症にならない
14.ロマンの素は子ども的こころ
15.わからないことは元から考える
16.気になる他人の欠点は自分の潜在的欠点
17.儲け話は人にはしないもの
18.「男心は男でなけりゃ」「女心は女でなけりゃ」
19.似た者同士はわかりやすく、異なるもの同士は魅力がある
20.肉体関係を持たなかった男女は一生の友達
21.秘密を守るための煙突
22.自他の区別は安らぎを与える
23.知ることは理解のはじまり
24.終着駅は始発駅
25.宗教者は人間である
26.内なる声と外からの声
27. 身体表現と感情表現
28.些細なことの重要性
29.本音と建前──京文化の知恵
30.純粋と汚れ、正義の邪悪
あとがき
【本文より】
はじめに
「伝わらないと腹が立つ。受け入れられないと寂しくなる。合わせすぎると虚しくなる。兎角人間関係は難しい」。
仕事が辛くて会社を辞める人より、人間関係が嫌で辞める人の方が圧倒的に多いと言われています。とかくコミュニケーションは難しいものです。
もしあなたのコミュニケーションがスムースでよく通じるのなら、今まで通りにしていてください。しかし、もしあなたがコミュニケーションで苦労しておられるのなら、この本を参考にしてください。プロカウンセラーは、コミュニケーションが難しい人たちとたえず接していますので、コミュニケーションのプロでもあります。コミュニケーションの基本は相手を理解することと関係を良くすることです。少々のきつい言葉でも、時には理不尽なことでも、関係がよければ真意が通じます。それは相手を信頼し、理解しているからです。逆に関係が悪く、信頼がないと、普通の言葉でさえ引っかかってしまって、コミュニケーションがうまくいきません。このようなときにどうすればコミュニケーションを回復し、関係を修復できるかを本書では書きました。
【関連書】
『プロカウンセラーの聞く技術』(ISBN;4422112570)
『プロカウンセラーの夢分析』(ISBN;4422112740)
目次
屁理屈の陰に本心あり
否定の気持ちには肯定がある
心は柔らかく柔らかく
「が」をはらずに、「でも」はコントロールして
「われわれ」「みんな」は、「私」の代名詞
他人への悪口も身の内のこと
理屈と人情―それで「それで…」の使い方
集団と個人
夢は生きるエネルギー
夢と現実―「~したい」と「~する」の区別〔ほか〕
著者等紹介
東山紘久[ヒガシヤマヒロヒサ]
昭和17年大阪市に生まれる。昭和40年京都大学教育学部卒。昭和48年カール・ロジァース研究所へ留学。教育学博士、臨床心理士。京都大学大学院教授。専攻は臨床心理学
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