内容説明
「番犬」から「家族の一員」として飼われるようになりつつあるイヌは、人と密着して暮らすようになってきました。その結果、飼い主を困らせる問題行動に悩まされる飼い主が増えています。本書では、イヌ本来の行動を科学的に理解し、イヌに多い問題行動を、その発生原因から対策法まで、実際のケースを豊富に取り上げながら、わかりやすく説明していきます。
目次
第1章 イヌの問題行動とは?
第2章 攻撃行動を解決する
第3章 不安恐怖行動を解決する
第4章 排泄問題を解決する
第5章 飼い主と意思の疎通ができるようにする
第6章 イヌを飼う前に大切なこと
著者等紹介
佐藤えり奈[サトウエリナ]
京都市生まれ。米国ミネソタ大学生物科学部生態進化行動学科卒業。生物学、動物の生態・行動学を学んだのち、英国のピーター・ネヴィル博士に師事しながら、COAPE(Centre of Applied Pet Ethology)にてディプロマ修了。現在、京都を中心にイヌの問題行動を解決するぺット心理行動カウンセリングを行い、日本大学発のベンチャー企業であるスノードリーム株式会社でもカウンセラーを務める。飼い主向け・獣医師向けのセミナーも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maki
4
いろいろ誤解をしていることがありました。今飼っているミニチュア・ダックスは、さほど問題行動がないし、シニア犬なので、このまま過ごしていこうと思いますが、次の機会があれば、この本を参考にしていきたいです。 2015/01/27
える
2
一般的に、イヌが自分を一番偉いと思っているから、問題行動が起きるという話があります。祖先が群れで暮らしていたからだと説明する人が多かったです。しかし、この本では「飼い主はイヌのボスにならなければナメられる、いうことを聞かない」この考え方は俗説とありました。これは隔離された環境での実験の例だそうです。何か理由があるから問題行動が起きるこの前提には説得力がありました。あきらめないで信頼関係を作りたいです。よいことをほめ、悪いことは叱れるおかあさんを変わります。なんだか子育てみたいです。2012/04/02